ヤクルト 今季初の引き分けで首位キープ 村上は2位・阪神との直接対決3連戦無安打に終わる

[ 2023年4月9日 18:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト1―1阪神 ( 2023年4月9日    甲子園 )

<神・ヤ>延長11回1死三塁、村上は空振り三振に倒れる(撮影・大森 寛明)
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 リーグ3連覇を狙うヤクルトは8日、敵地・甲子園で2位の阪神と対戦。1―1のまま延長戦でも決着つかず、今季初の引き分けに終わった。これで首位攻防3連戦を1勝1敗1分けとし、首位をキープした。

 先発のドラフト1位ルーキー・吉村は初回、1死満塁のピンチを背負うも佐藤輝、板山と2者連続の空振り三振に仕留め無失点。3回1死一、三塁からノイジーの遊ゴロの間に1点を失うも5回まで力投。プロ初勝利はお預けとなったが5回91球、打者22人に対し被安打4、奪三振3、与四球3の1失点という結果を残した。

 ルーキーの好投を援護したい打線だったが、この日も阪神先発・才木の前に6回まで打線が沈黙。前日に続き1点が遠い展開となったが7回、“代打の神様”川端が起死回生の同点打。川端は2死一、二塁のチャンスに代打として出場すると、才木の投じた4球目、内角への150キロの速球を力負けすることなく弾き返し、右線を破る適時二塁打。好投を続けていた才木から価値ある一打を放った。しかし、続く丸山が中飛に倒れ逆転とはならなかった。

 試合は1―1のまま延長戦に突入すると11回、青木の四球から無死三塁の絶好機が到来。だが、中軸が倒れ無得点。5番手K・ケラーに山田が一邪飛、村上が空振り三振、オスナが三ゴロに封じられた。

 その後も互いの救援陣が好投し、延長12回終了で今季初の引き分け。注目の首位攻防3連戦で4番・村上は無安打と振るわず。この日も好機で凡退するなど4打数無安打2三振に終わった。

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