阪神・岡田采配? 慶大・堀井監督が1ストライク後、代打が逆転本塁打

[ 2023年4月9日 14:10 ]

東京六大学野球春季リーグ戦第1週第2日 2回戦   慶大3―2法大 ( 2023年4月9日    神宮 )

<法大・慶大>9回、代打逆転2ランを放ち、笑顔の慶大・村上(撮影・木村 揚輔)
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 慶大・堀井哲也監督が阪神岡田采配を思い起こさせる采配で法大に逆転勝ちした。2点を追う9回、それまで篠木健太郎(3年=木更津総合)に抑えられていたが、救援の吉鶴翔瑛(同)に襲いかかり、1点を返し1死二塁。ここで水鳥瑤貴((3年=慶応)が初球にバント安打を狙ったがファウルになると、即代打村上真一朗(4年=城北)を告げる。すると初球を中堅左に逆転の2ラン。見事な代打策で試合をひっくり返した。

 「水鳥には1球勝負でバント安打を狙わせました。ファウルになったので村上で行くぞと。まさかホームランを打ってくれるとは」と送り出した指揮官が驚くリーグ初安打だった。

 ずっとBチームで選手生活を送りシーズン前にリーグ戦メンバーに入った村上。「ベルト辺のまっすぐ。入ったときはうれしかった」とまだ信じられない様子。4月2日のDeNA戦(京セラ)で島田の打席で走者が二塁に進むと即、原口を代打に送り初球を2ラン。まさに再現VTR。指揮官の采配に選手が応える。主力がごっそり抜けた慶大が、この一打で生き返った。

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