エ軍の33万円兜は約4・5キロ　レンフロー「重いね」3発で出番が多発しレンヒーフォ「部品が外れた」

ア・リーグ   エンゼルス9－5ブルージェイズ （ 2023年4月8日    アナハイム ）

＜エンゼルス・ブルージェイズ＞8回、2ランを放ちトラウト（左）に迎えられるレンフロー（撮影・会津　智海）
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　エンゼルスは10安打9得点と打線が活発化し、ブルージェイズに逆転勝ち。本拠地初白星を挙げた。3本塁打が飛び出し“兜”も3度、お目見えした。

　1本目はレンヒーフォに飛び出した。3－5の5回、先頭で左中間席へ1号ソロ。1点差に迫る一発が反撃ののろしとなり、この回のトラウトの逆転3ランを呼び込んだ。

　チームは前日の本拠開幕戦から、本塁打を放った際に日本の家庭で端午の節句に飾られる「兜（カブト）」をかぶる新“儀式”がスタート。初めて兜をかぶったレンヒーフォは「とても楽しい。僕たちサムライみたいに見えるよね。とても楽しんでやっているよ」とご満悦。ただ、喜びのあまりか手が兜の角のような装飾「鍬形」の部分に当たって右の鍬形が外れてしまい「何か部品が外れたいだけど、誰かが直したみたいだよ。なんで外れたかは分からない」とハプニングも発生。トラウトも鍬形が外れた兜をかぶり、笑みを浮かべた。

　8回にはレンフローも移籍後初アーチ。無死一塁から左中間席へ2ランを放ち、ついに兜をかぶって「重いね」と185センチ104キロの体格を持ってしても重量はあると笑った。レンフローが兜をかぶった際にはすでに外れていた鍬形も元通りに戻され“完全体”に。ただ、5回、レンヒーフォの手で外れた鍬形を「何が起こったのか分からなかったけど何かが落ちてその破片を踏んでしまった」と踏んづけたと衝撃事実も明かした。

　逆転勝利で本拠地初白星を収めたフィル・ネビン監督も“兜パフォ”を「私も見て楽しんでいる」と好意的に受け止め「重さは10パウンド（約4・5キロ）ぐらいあるとか」と重さに驚く。大谷翔平の“兜弾”はいつ飛び出すのか。一発が待ち望まれる。