巨人・原監督「ちょっと絡みが悪いというかね」 打線改造も不発、4番・岡本和いまだ打点なし

[ 2023年4月9日 16:37 ]

セ・リーグ   巨人2―4広島 ( 2023年4月9日    マツダ )

<広・巨>広島に3連敗し、厳しい表情の原監督(左)ら(撮影・平嶋 理子)
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 巨人が広島に逆転負けを喫し、昨年8月に6連敗して以来となる5連敗。開幕9試合で借金3となった。同一カード3連戦3連敗は今季初。開幕10試合までに5連敗するのは2012年以来11年ぶり5度目の球団ワーストタイ記録となった。

 1番に起用されたオコエが初回先頭打者初球アーチを放って先制。昨年12月の現役ドラフトで巨人入りし、楽天時代の2019年4月28日ロッテ戦(楽天生命)以来1442日ぶりとなる本塁打でチームに勢いをつけたが、先発右腕・赤星が4回6安打4失点KO。3点を追う9回に中田翔が栗林から左翼スタンド上段へ3号ソロを放ったが、そこまでだった。

 この日は4番・岡本和が打撃好調にもかかわらず、ここまで打点なしということもあって不調の3番・丸が今季初めてスタメン落ち。3番には梶谷を起用したが、3打数無安打で途中交代。岡本和は7試合連続安打としたが、この日も打点はなかった。5回には赤星の代打に出た松田がソフトバンクから加入後6打席目で待望の初安打を放ち、そのまま本職の三塁ではない二塁の守備についたが、6回に最初の打球処理で悪送球の失策。7回からは正二塁手の吉川がこの試合3人目の二塁守備につく展開もあった。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――オコエが先頭打者ホームランでいい形で先制。

 「ですね。まあやっぱり追加点も含めてね、ちょっと流れがやっぱり良くないですね。何とか、ちょっと、何とか、辛抱のところはあるね」

 ――打線全体ではヒットは出ている。

 「そうそう、それぞれ力はね、ある選手たちですから、少し、ちょっと絡みが悪いというかね、そういうところですよね。だからピッチャーにもだいぶプレッシャーがかかるよね」

 ――中継ぎは頑張っているだけに。

 「そうですね。いい面もあるし、まあもう少し打線が絡んでくるとね、いいと思います」

 ――中田翔の一発も次につながる。

 「うん、そうそうそうそう。スタートしたばかりとはいえね、流されることなくね、流れをやっぱりいい形で変えていかないとね。東京ドームからまたスタートするというところですね」

 ――松田セカンドはビハインドを。

 「そうですね。ヒットも出たし、攻撃に転ずるというところですね」

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