日本ハム・上沢が今季初勝利!「何とか勝てたのはよかった」粘りの投球でチームの5連敗を止める

[ 2023年4月9日 06:56 ]

パ・リーグ   日本ハム6-2オリックス ( 2023年4月8日    京セラD )

<オ・日(2)> 試合に勝利し、石川(51)からウイニングボールを受けとる上沢(右) (撮影・後藤 大輝) 
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 日本ハムの上沢直之投手(29)が8日、オリックス戦(京セラドーム)で苦しみながらも今季初勝利を挙げた。今季2度目の先発で5回7安打2失点の粘投。対オリックスの自身連勝を12に伸ばし、チームの連敗も5で止めた。

 「何とか勝てたのは良かったと思います。まあ、僕自身の内容としては満足できるものではない」

 それでも反省を口にする。立ち上がりから制球に苦しんだ。1点リードの2回には不運にも泣いた。先頭・宗にバットを折りながらも内野安打を許し、死球と安打で迎えた無死満塁の大ピンチ。若月に投じたボールがワンバウンドで捕手・伏見の防具の内側に入り、球審が暴投を宣告した。走者に1個の進塁を許す珍プレーで同点。さらに若月の内野安打で勝ち越しも許した。

 ただ、調子が悪くても試合はつくった。味方が4回に逆転に成功すると、その裏から投球フォームをクイックモーションに変更。「とりあえず、今一番投げられるフォームで投げる。こだわりはない」。その後も毎回走者を背負ったが、要所で踏ん張るところが、さすがエースだ。

 決して状態は良くなかったが、まだ開幕したばかり。昨季も開幕から自身6戦未勝利で、5月の初勝利から4連勝を挙げた。「(この日も)こうした方がいいなと、いろいろ探りながらやっていた」と課題も理解している。

 苦しみながらつかんだ1勝は、長いシーズンへの大きな収穫となるはずだ。

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