DeNA 超大物バウアー本気度MAX!来日2度目ブルペンで「超」熱投!

[ 2023年4月9日 13:16 ]

ブルペン投球を終え亀井ブルペン捕手(右)と会話するDeNA・バウアー(左から2人目)
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 3月14日に電撃的に獲得が発表され、同24日に入団記者会見を行った20年サイ・ヤング賞右腕の前ドジャース、トレバー・バウアー投手が9日、横須賀市内の2軍練習施設「DOCK」で来日2度目のブルペンを入りした。

 「グアッ!」。腕を振るごとに大物がうなり声を上げる。その声が本気度を示していた。大貫、笠原、京山、三浦…。投球をチェックしようと集まった投手陣の前で、「バウアー学校」の熱投30球は披露された。

 仕上がり◎だ。直球は軽々と150キロを超え、亀井ブルペン捕手のミットに快音を響かせて収まる。圧巻は16球目から。ストレート、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム、スライダーと一気に「5球で5球種」を投じた。

 この変幻自在がサイ・ヤング賞右腕の真骨頂。見届けた周囲の関係者はうなずき、自身は冷静に1球ごとに動作解析システムのデータを見直した。

 状態が上がってきたことで、今後はライブBPなどの実戦形式にステップアップする。「1軍登板」へのプロセスも順調に進みそうだ。バウアーは投球を終えると、丁寧に亀井ブルペン捕手と対話。「スライダーがちょっと暴れたね」などとコミュニケーションをはかった。
 ベールを脱ぐその日に向けて…。超大物は着実に本来の輝きを取り戻しつつある。(大木 穂高)
 
 ◇トレバー・バウアー 1991年1月17日生まれ、米カリフォルニア州出身の32歳。カリフォルニア大ロサンゼルス校から11年ドラフト1巡目(全体3番目)でダイヤモンドバックス入り。12年オフにインディアンスに移籍し、15年から5年連続2桁勝利。レッズ時代の20年にサイ・ヤング賞受賞。21年にドジャースに移籍も、DV騒動などで、今年1月に契約解除。メジャー通算83勝69敗1セーブ、防御率3・79。1メートル85、93キロ。右投げ右打ち。

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2023年4月9日のニュース