阪神・才木 7回5安打11奪三振 ヤクルト打線を圧倒も「こういう試合で追いつかれるのは悔しい」

[ 2023年4月9日 20:15 ]

セ・リーグ   阪神1―1ヤクルト ( 2023年4月9日    甲子園 )

<神・ヤ(3)>6回、村上を空振り三振に仕留め、ガッツポーズで雄たけびを上げる才木(撮影・北條 貴史)
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 阪神・先発の才木は7回5安打11奪三振と好投したが、1失点を悔やんだ。

 「こういう試合で追いつかれるのは悔しい」

 1点優勢の7回。1死から6番・中村に右前打を許すと、続くサンタナには四球。長岡を遊飛に仕留めたものの、代打・川端に2ボール1ストライクから、まん中に入った直球を一塁線へはじき返された。なおも二、三塁のピンチの場面では丸山和を中飛に料理した。降板時には膝にグラブをたたきつけて失投を悔やんだ。とはいえ、序盤から圧巻の投球を披露した。

 20年11月に受けたトミー・ジョン手術から復帰した昨シーズン以降では、3年ぶりとなる中6日での先発。初回を3者連続三振と好スタート発進すると、3回先頭の8番・長岡に対しては「向こうも真っすぐは張ってきている。そこでタイミングを変えたりもした」と、これまで無走者の場面では使っていなかったクイックを活用した。クリーンアップを形成した山田、村上、オスナには計9打席で1安打と圧倒した。特にオスナには3月19日のオープン戦で甘く入った内角直球を左翼席へ被弾した。それでも、この日はあえて内角球へ見せ球として投げ分け「その辺は梅野さんがうまく配球してくれた」と感謝。術後最多の114球を投じてマウンドを降りる際には、虎党から大きな拍手が送られた。

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2023年4月9日のニュース