エンゼルス大谷 キャッチボールで左足を下げる新フォーム試す ピッチクロック対策か

[ 2023年4月9日 11:00 ]

左足を一足分下げてから投球動作に入る大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が8日(日本時間9日)、ブルージェイス戦前に壁当て、キャッチボールなどで投手調整を行った。

 キャッチボールでは左足を一足分下げてから始動する新フォームを披露。レンジャーズのエース右腕デグロムらメジャーリーグでは主流のフォームだが、大谷にとっては初の試み。次回登板予定の11日(同12日)のナショナルズ戦での投球に注目が集まる。

 大谷は前回登板の5日のマリナーズ戦で、打者が構えていない状況で投球動作を始めたとして「ピッチクロック」の初違反で、初球を投げる前に1ボール宣告された。走者ありでは20秒以内に投げなければならないが、この場面では残り時間は13秒もあった。

 自身は腹の前にグラブを置き、ボールを持った右手をグラブに入れてから投球動作に入るという認識。一方、球審は腹の前にグラブを置いた時点で投球動作に入ったとみなし、打者が構えていなかったため、ボールを宣告した。時間超過には該当しないが、「早すぎた」として、ペナルティーが科せられた。違反後に球審と話し合い、試合後も審判室で基準を確認していた。

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2023年4月9日のニュース