【阪神・岡田監督語録】佐藤輝に「打てんかったら外すよ」 木浪を評価「東京Dから小幡と思ったけど…」

[ 2023年4月9日 21:19 ]

セ・リーグ   阪神1―1ヤクルト ( 2023年4月9日    甲子園 )

<神・ヤ(3)>8回、佐藤輝が凡退。板山に代打をを告げる岡田監督(右)(撮影・岸 良祐)
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 阪神は、投手陣が好投しながらもチャンスを生かせず、延長12回引き分けに終わった。今季両リーグ最長4時間29分の接戦だった。試合後、岡田監督はチャンスで2三振をした佐藤輝に、スタメン落ちの可能性をちらつかせた。

 ―中継ぎ陣がよくしのいだが。
 「まあ、なあ。まあ、なんとも言えんよな、ほんま」

 ―打線はあと1本というところだった。
 「初回からやからな。結局。なあ。三振はなんにも起きんもんな。ほんと。ボテボテでも打てと思うけど」

 ―佐藤選手は早くいいところでの1本が欲しいのかなと。
 「そら、みんなそうやけどな。余計に目立つわな。あそこでチャンスが回ってくるからな、結局は」

 ―先発の吉村を崩したかった。
 「まずは(1死満塁をつくった)初回やな。初回もそうやし、何回もチャンスあったけどなあ。どっかで一本出ていたら、そら違った展開になっていると思うけどな」

 ―佐藤輝の状態をどう見ているか。
 「どういう風にって?見ての通りよ。結果が出ないんやからさあ」

 ―タイミングの取り方も遅いか。
 「それはずっとよ。ずっと言い続けていることやから。(発熱で特例抹消された)渡辺(諒)がいないんよ。それだけよ。ちょうど熱が出て」

 ―渡辺がいたら外してもおかしくない状態か?
 「そら打てんかったら外すよ。しゃあない」


 ―下位打線はここ何日か入れ替えている。
 「下位打線やからな」

 ―期待するのは上位打線か。
 そら当たり前やん。ずっと出しているわけやから。やっぱり、打つべき人が打たんと、試合というのはいい流れにならんよ、それは」

 ―才木はいい投球。
 「良かった、そらねえ。まあなあ、(7回2死から同点打に)もう1人、あそこなあ。うーん」

 ―あそこは任せるところ。
 「追い越されるまではいかすつもりやったよ。あの回」

 ―リリーフ陣もこういう試合を抑えることで状態が上がってくる。
 「岩崎もだいぶ状態上がってきたよな。石井にしてもね、湯浅にしてもね、ある程度いけるというな、調子も戻ってきたしな」

 ―3試合を通して村上に打たせなかった。相手の主砲を抑えることは今後に向けても。
 「今後っていうか、結局打たれたらあかんバッターやんか。一緒やんか、やっぱり打つべき人が打ったらチームは勝てるということやんか。そのために4番とかクリーンアップに置くわけやからさ。やっぱりその辺が打ったらチームは盛り上がるしな。たまにやで、下位打線が打ってヒーローなるけど、そんなんホントたまにやんか。いつもいつもそうじゃないよ、やっぱりな。打つべき人が打たんと、なかなか長いシーズンいい流れでいかんよ、それはな」

 ―開幕から3カード終わったが、接戦というか緊迫した試合が続いている。
 「緊迫してる?そう?オレには、緊迫してるように見えんな。そら、完璧な投手戦やったら緊迫のゲームって言うけど、どっちかって言うと拙攻のゲームやんか。まあ、これは両方かも分からんけどもな。それはピッチャーがしのいで、しのいでのこういう展開やからな。そら、相手も思うてんちゃう?無死三塁で、クリーンアップで点入らんのは考えられへんことやんか。でも、そういうことが起きるんよな。まだ、この時期はチームが落ち着いてないからやろ。だから、打つべき人が打ってないから、こういうゲーム展開になるだけであって。そんなん、簡単なことや。緊迫したゲームちゃうよ。遊んどってもええゲームやんか、オレらも。もう打たれるなあ、もう打つなあと思うてんのが、ずっと12回続いたんや、せやろ?」

 ―森下はヤクルト先発吉村との兼ね合いか。
 「いやいや、今日も外すつもりやったよ。板山もヒットが出てなかったからな。三振ばかりしてるからな、1本くらい打たしてやろかなと思ったけど、あかんかったな。まあ別に使う使わんという問題じゃなしに、1年間、ベンチ入りのみんなでやっていかなあかんわけやから。まあ、木浪もな、きょうヒット出たしな。東京ドームからまた小幡でいくつもりやったけど、また考えなあかんな。そらあ打ってる人は代えられんからな。でも打たん人は代えれるよ。チームとして機能せなあかんからな」

 ―ヤクルトの投手がいい
 「ヤクルトのピッチャーはホンマええよな。何であんなボールが速くなったん?ホンマ不思議やなあ。誰か1点取られたらズルズルいきそうやけどな。取られへんよなあ、ホンマに」

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2023年4月9日のニュース