ソフトバンク・又吉 初の球宴ファン投票選出 25万票超えに「ありがたい」

[ 2022年7月7日 04:45 ]

マイナビオールスター2022ファン投票選出で選ばれ、会見するソフトバンクの(左から)又吉、今宮、柳田(球団提供)
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 「マイナビオールスターゲーム2022」(26日・ペイペイドーム、27日・坊っちゃんスタジアム)のファン投票で、ソフトバンクから中継ぎ部門で又吉克樹投手(31)、内野手部門で今宮健太内野手(30)、外野手部門で柳田悠岐外野手(33)が選ばれた。又吉は、2年連続3度目の出場。初のファン投票選出に、声が弾んだ。

 又吉が激戦区の中継ぎ部門で当選した。同じ沖縄出身の西武・平良とのデッドヒートを1111票差で制した。6月28日の中間発表時点では2位だったが、逆転で2年連続3度目の球宴出場。初のファン投票選出に「最後まで平良と争って、接戦で勝てたことはうれしい。票数も25万票を超えたのを見て、ありがたいと思ったし、選手冥利(みょうり)に尽きる」と声がはずんだ。

 初戦は本拠地。第2戦は独立リーグ・香川時代の出発点となった松山・坊っちゃんスタジアム。連投も辞さない覚悟で、「機会があれば気にせず投げにいきたい。四国時代を覚えてる方たちもいるでしょうし、少しでもいいニュースが届けられば」と意気込む。

 加入1年目の今季は30試合に登板し3勝3敗、防御率2・10をマーク。昨年は中日のユニホームでパ・リーグの強打者に立ち向かった。「ベンチやブルペンの雰囲気の違いが楽しみ。重箱の隅をつつくようなコントロールでしっかり投げたい」とアピールした。

 本業以外には試合後に、SNSを駆使した「又吉広報」が全国に浸透中。「期待されている部分でもあるので、写真をしっかり撮っていきたい」と“有権者”にSNSで積極的に発信するつもりだ。そして、「写真を撮るのを口実に、いろんな野球の話を聞きに行こうかな」と秘策も考えている。

 特に気になるのはオリックス・山本のカットボール。又吉も同球種を生命線にしているだけに「僕の理想に一番近いカットボール。意識とかを聞きながら自分のものにできるように」と興味津々。収穫を今から楽しみにしている。(福井 亮太)

 《ギータ「光栄に思う」》外野手部門パ・リーグトップで2年連続7度目の選出となった柳田は「たくさんの票をいただいて光栄に思います。お祭りというイメージがあるので頑張りたい」と語った。16年の本拠地開催は無安打に終わっているだけに「(本塁打は)打てれば良い。ヒット1本は頑張ります」とリベンジに燃える。第2戦の坊っちゃんスタジアム(松山)は地元の広島から近く、「大学時代の愛媛の友達とか結構いるので見に来てもらえる。楽しみ」と活躍を誓った。

 《5年ぶり今宮は長打に意欲》今宮は5年ぶりの出場に向け、「久しぶりのオールスターなので、まずは投票してもらったファンの皆さまに感謝しかない。感謝を込めてしっかりとしたプレーをしていきたい」。ここまで打率・314。単打に重点を置き、本塁打は1本だけだが、「コンパクトなスイングをした結果、ホームランになってほしい」と球宴では長打にも意欲をみせた。

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2022年7月7日のニュース