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小倉工、11点コールド発進 “サッカー式”で選手がプレー選択

[ 2022年7月7日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権福岡大会・2回戦   小倉工11ー0東鷹 ( 2022年7月6日    北九州市民 )

全校応援の後押しを受けて試合に臨む小倉工
Photo By スポニチ

 福岡大会では春季大会準Vで優勝候補の一角、小倉工が東鷹に5回コールド勝ち。試合中に選手自らが判断して動く“サッカー的野球”で長打なしの11安打で11得点を挙げた。大分大会も始まり、1回戦3試合が行われた。ヤクルトの内川聖一内野手(39)の父、一寛氏(65)が今年2月に監督に就任した大分は日本文理大付に1―2で敗れた。

 春季県大会準V・小倉工が11―0で圧勝した。打線が11安打。4投手が被安打5の完封リレーで好発進した。

 総合力が光った。11安打はすべて単打。四球や敵失を逃さず盗塁や犠打も絡めながら着実に得点を重ねた。4回には7点の猛攻。牧島健監督(33)が掲げる「安打数=得点」の理想通りの展開に「初戦の硬さがあったが、次に進めて良かった」と汗をぬぐった。

 指揮官は八幡工でサッカー部の顧問を務めた経験からサッカー式の理念も導入。サッカーと同じように、試合中は基本的に選手がプレーを選択し、監督はノーサインで選手の判断に任せている。「常に先を予測しなければいけない」と指揮官。「サインを出したらプレッシャーになるが自分でやろうとすれば決まる。困ったらこっちを見なさい、とは言っている」とバントや盗塁の決断も基本的には選手任せだ。「練習で突き詰めてパターン化している」と、ナインに信頼を置くからこそできることだ。

 力強い後押しもあった。学校側の協力で全校応援が実施された。スタンドで約600人の生徒たちが応援。2打点をマークした4番・島田楓己(3年)は「初めての経験。やりやすいし力になりました」と感謝した。

 梅沢柊捕手(3年)は先発・花村心汰(3年)ら4投手をリードし「みんな上出来」と笑顔。「自分たちは1人が凄いじゃなく総合力で戦っている」と胸を張った。春に優勝を逃した反省を生かし「変化球の使い方やタイミングを投手と一緒に磨いてきた」と夏に手応え。「日本一が目標」と言い切る。指揮官も「併殺3つは課題。春の決勝も併殺が4つで負けた」と修正ポイントをあげ、次戦へ気を引き締めた。(村田 有子)

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