オリックス・吉田正 球宴選出御礼となる球団初の平良撃ち弾も実らず…今季9度目延長戦で力尽く

[ 2022年7月7日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス4―5西武 ( 2022年7月6日    京セラD )

<オ・西>8回一死三塁、吉田正尚は中越えに同点2ラン(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスの吉田正が2―4の8回に8号2ラン。1死三塁から142キロフォークを右中間席に放り込んだ。「スタンドまで届いてくれてよかった」。オリックスの選手が平良から本塁打を記録するのは初めてで、前夜に続く今季9度目の延長戦に持ち込んだ。しかし勝利につながらないのが現状だ。11回に7番手の近藤がつかまり連夜の惜敗。これで延長戦は5連敗だ。今季、吉田正が本塁打を放った6試合で、チームは全勝だった。その“不敗弾”もこの夜は幻に終わった。

 スタンドのファンに白星は届けられなかったものの、御礼弾にはなった。この日、球宴のファン投票による外野手部門で選出。「今年は規定打席にも達していないのに光栄です」。出場4度すべてがファン投票による出場に感謝の言葉を口にした。「(球宴は)真っすぐ勝負のイメージがある。はじき返せればいいと思う」と豪快なスイングを約束した。

 5日が12回、この日が11回での決着で消耗の激しい2連敗だが、中嶋監督は「ズルズルいくわけにはいかない。一つ取りたい」と切り替えていた。

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2022年7月7日のニュース