阪神・ウィルカーソン、5月の月間MVP受賞「チームメートのおかげ」

阪神・ウィルカーソン
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　セ・パ両リーグは9日、5月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表。セの投手部門を阪神のアーロン・ウィルカーソン投手（33）が受賞した。

　「5月は自分の感覚的にもよかった。でも一番の要因は後ろで守ってくれたチームメートのおかげ。しっかり守ってくれて、必要なときに点を取ってくれて、チームが勝っているところを見ると本当にうれしかった」

　5月は4試合に登板して3勝1敗、防御率1・04の大活躍。21日の巨人戦で7回3安打無失点、続く27日のロッテ戦でも佐々木朗との投げ合いで一歩も譲らず8回無失点と快投するなど、コロナ下で来日が遅れながらも躍動を続けた。

　これから対戦が楽しみなバッターには「（対戦する相手）全員がいい打者、ベーブルースという気持ちでやっています。ピッチャーであまり打撃が得意じゃなくても、ヤンキースの4番だとしても、どのバッターにも自分のピッチングをすることを心掛けてやっています」と力強く言い切った“ウィルク”の愛称で既に猛虎に溶け込んだ助っ人右腕。「チームの雰囲気はすごくいい。序盤は本当になかなか勝つことができなくて苦しい展開が続いたんですけど、今は投打共に調子が上がってきているので、このいい状態を続けてシーズン後半につなげたい」と力を込めていた。