日本生命・吉高 8回まで無失点好投も9回に暗転「後ろの投手に良い形でつなぎたかったが」

[ 2022年6月9日 22:39 ]

都市対抗野球近畿地区2次予選・第4代表決定戦   日本生命0-2日本新薬 ( 2022年6月9日    わかさスタジアム )

<日本新薬・日本生命>9回1死二塁、山本(右)にマウンドを譲る日本生命・吉高(撮影・後藤 正志)
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 日本生命の2年目右腕・吉高壯の好投も勝利にはつながらなかった。先発して8回までわずか1安打無失点。140キロ台中盤のストレートに、スプリットが冴え渡ったが、9回に舞台は暗転した。

 「後ろのピッチャーに良い形でつなぎたかったですが、それができなかった。一つでもアウトを増やしたかったのですが…」

 9回先頭の大崎拓也をカウント1―2と追い込みながら、そこから粘られて四球。犠打で1死二塁を招いたところで、2番手・山本隆広の救援を仰いだ。最後は2死二塁から、山本が浜田竜之祐にサヨナラ2ランを被弾。第4代表の座をつかむことはできなかった。

 「これまで取り組んできたことは体現できましたが、負けてしまったことが悔しい」

 日体大時代は故障もあり、リーグ戦通算の投球回数はわずか12イニング。潜在能力を買われての入社に、恩義を感じている。入社後も6イニングが最長だったが、この日は9回途中までマウンドを守った。122球、11奪三振の力投。梶田茂生監督からは「最高のピッチングをしてくれた」とねぎらわれた。

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2022年6月9日のニュース