阪神 元オリックスのA・ロドリゲスをリストアップ マイナー通算215本塁打の右の長距離砲

[ 2022年6月9日 05:30 ]

阪神がリストアップしている元オリックスのアデルリン・ロドリゲス

 阪神が新外国人として元オリックスのアデルリン・ロドリゲス内野手(30=パドレス3A)をリストアップしていることが8日、分かった。メジャー経験はないものの、マイナー通算215本塁打の右の長距離砲。在籍する外国人野手2人が大不振の現状を受けて調査を進めており、昨季までと同様の助っ人8人態勢で巻き返しを図る。

 ロドリゲスは20年に1シーズンだけオリックスでプレー。7月末に左手首に死球を受けて離脱したこともあり、59試合の出場で打率・218、6本塁打、25打点に終わっている。ただ、今季は3Aで主軸として活躍し、45試合で打率・272、12本塁打、46打点。シーズン途中の補強となるため、日本野球を経験していることも強みだ。

 現状の外国人選手は投手5人、野手2人の7人が在籍。嶌村聡球団本部長は開幕前に「8名の枠というのを念頭に」と話しており、シーズン中の補強の余地を残していた。マルテが右足のコンディション不良で離脱中で、ロハスも8日のソフトバンク戦でベンチ外になるなど打率・179と低迷。両助っ人砲の不振もあって「投高打低」の状況が続いており、交流戦後の起爆剤となる長距離砲獲得に本腰を入れる。

 ◇アデルリン・ロドリゲス 1991年11月18日生まれ、ドミニカ共和国出身の30歳。08年にメッツとマイナー契約。マリナーズ、オリオールズ、パドレスを経て20年にオリックス入団。59試合で打率・218、6本塁打、25打点。同年オフの自由契約後、21年はタイガース、今季はパドレスのマイナーでプレー。メジャー経験はなく、マイナー通算1219試合で打率・271、215本塁打、839打点。1メートル91、95キロ。右投げ右打ち。

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2022年6月9日のニュース