巨人・原監督 プロ初安打の山瀬「いい風を吹かせた…立派」緊急先発・赤星「ねえ!よく投げてくれました」

[ 2022年6月9日 22:20 ]

交流戦   巨人4―3西武 ( 2022年6月9日    ベルーナD )

<西・巨>試合に勝利し、喜び合う原監督(中央)ら巨人ナイン(撮影・河野 光希)
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 巨人は、40日ぶり1軍復帰した坂本勇人内野手(33)の3安打の活躍などで連敗を3で止めた。打線は5試合ぶり今季15度目の2桁となる13安打を放った。投げてはルーキー赤星が5四球を与えながらも5回2安打1失点(自責0)と粘って4月17日以来53日ぶりとなる3勝目。エース菅野が38度台の発熱で急きょ先発を回避したピンチを救った。今村、守護神・大勢がそれぞれソロを浴び最後は1点差に詰め寄られ、9回の守備では丸と交錯した立岡が担架で運ばれ退場するなどしたが何とか逃げ切った。大勢は21セーブ目。

 最後は立岡の負傷交代のアクシデントがあり、大勢被弾で1点差逃げ切りとなった試合を振り返った原辰徳監督(63)は、敵地ベルーナドームの長い階段を上りながら「勝っても負けてもしんどいな。関係ないな」と笑った。

 先発予定だった菅野が発熱による体調不良で赤星が緊急先発したことについて「ねえ!よく投げてくれましたね。まあ今日は早起きしただろうけど(笑い)。粘り強く放りましたね」とエースが急に抜けた穴を埋めた右腕を称えた。

 赤星に期待した今日のプランは「5回、しっかり投げてくれればね。リリーフ陣に後は託そうと。まあ、託されて良かったというか(笑い)。ギリギリまでいったというか(笑い)。まあ高梨が良かったですね」と6、7回を無失点に抑えた高梨も良かったと語った。

 赤星とバッテリーを組んだ山瀬がプロ初スタメンでプロ初安打を放ち「山瀬ね。いい風を吹かせたと思いますよ。小林にしても、岸田にしても大城もそうだし。何か奮起に、いろいろな意味で何かの材料になると思いますよ。立派だったと思います」と高卒3年目の21歳が起こす化学反応に期待していた。

 ▼山瀬(4回の第2打席にプロ初打席から通算4打席目でプロ初安打となる左前打) 最初はめちゃくちゃ緊張しましたが、赤星さんには普段から仲良くしていただいているのでやりやすかったです。自分自身、ミスがあって悔しいですが初スタメンの日にチームが勝利して、初安打も打てたのでめちゃくちゃうれしいです。ボールは両親に渡したいです。

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