日本ハム・清宮 ビッグボスの愛の“ダメ出し”に 一時勝ち越し打にも「全然満足できない」

[ 2022年4月30日 21:45 ]

パ・リーグ   日本ハム3ー7ロッテ ( 2022年4月30日    ZOZOマリン )

<ロ・日>2回、勝ち越し打を放ちナインの出迎えを受ける清宮を見つめる新庄監督(撮影・沢田 明徳)
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 日本ハム・清宮幸太郎内野手(22)が悩める心境を吐露した。3打数1安打1打点。4月10日楽天戦(札幌D)以来、今季6打点目を記録したが「正直、自分の中で納得できるスイングができていない。全然満足できないかなと思います」と厳しい表情だった。

 4試合ぶりのスタメン出場。1-1の2回無死一、三塁、ロッテ先発・石川のシンカーをとらえて一、二塁間を破る勝ち越し打を放った。「流れもよかったですし、乗り遅れたくないなという気持ちでした」と振り返ったが、内容としては不満だった。4回1死二塁からの第2打席は二ゴロ。2点を追う6回2死一塁では、石川のフルカウントからの146キロ直球に、バットは空を切った。9回無死一塁、新庄監督に代打を送られ、出番を終えた。

 雨天中止となった前日には、ビッグボスからタイミングと間の取り方についてのアドバイスを受けた。「やろうと思っていてもできなくなっている部分もある。違うアプローチという感じですかね」と振り返る。実践してはいるが、まだまだ自分のものにはなっていないと自覚する。「割れ、の部分ですかね。でもちょっと、スイングの軌道も何か自分の思うように振れていないので。まあ、でも一番は割れですね」と苦悩の表情だった。

 開幕から23試合に出場。うち12試合がスタメン出場で58打席に立った。安打は9本で打率は・180。ビッグボス采配のもと、若手が頭角を現しつつある。大器に正念場が訪れた。

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