阪神・藤浪 最速157キロで5奪三振!3週間ぶり登板も離脱の影響感じさせない快投 早期1軍復帰へ

[ 2022年4月30日 05:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神2-0ソフトバンク ( 2022年4月29日    タマスタ筑後 )

<ウエスタン ソ・神>4月8日以来の実戦復帰を果たした藤浪 (撮影・長谷川 凡記)
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 阪神・藤浪晋太郎投手(28)が29日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦で実戦復帰を果たした。新型コロナウイルス感染が癒え、2回を1安打無失点。最速157キロの直球を軸に5三振を奪い、4月8日の広島戦以来3週間ぶりの登板でもブランクを感じさせなかった。

 「久しぶりのゲームだったので、ちょっと力みとかは出ましたけど、悪くはなかったかなと思います。全力ではないですけど、8割9割ぐらいでしっかり腕を振ろうと思っていた」

 程よい力感から、剛球を投げ込んだ。2―0の7回から登板。先頭のリチャードをカットボールで見逃し三振に斬ると、増田は156キロ直球で空振り三振に退けた。2死から周東に中前打を許したが、続く緒方を155キロ直球で空振り三振。格の違いを見せつけた。続く8回も2つの三振を奪い、危なげない投球を披露。「いろいろ使えて安定もしていたのでよかった」。カットボールやカーブなど変化球の精度も良く、平田2軍監督からは「全く彼にはブランクとかないんじゃないかな。今日のピッチングを見たら何も言うことはない」と太鼓判を押された。

 13日に伊藤将、江越とともに新型コロナウイルスで陽性判定を受けたことが判明。先発予定だった14日の中日戦(バンテリンドーム)を回避し、離脱を余儀なくされていた。次回は5月5日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)で先発予定。早期1軍復帰へここから一気にギアを上げていく。(長谷川 凡記)

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2022年4月30日のニュース