西武・平井が“2週間前とは別人”オリ吉田正に痛恨被弾 辻監督「あの失投は大きかった」

[ 2022年4月30日 19:07 ]

パ・リーグ   西武2―3オリックス ( 2022年4月30日    京セラドーム )

<オ・西> 8回1死、平井はオリックス・吉田正に勝ち越しのソロ本塁打を浴びる (撮影・後藤 大輝)
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 確かに防げる失点だった。2週間前の残像が頭の隅にあったのだろうか。2―2で迎えた8回。西武の3番手・平井がオリックス・吉田正へ投じた1球は、高価な失投となって決勝弾を浴びた。

 「こっちとしては勝負しなくて全然いいわけだから。ヒット、四球で問題ないと」。辻監督が話す通り、1死無走者。6回にも一発を許した吉田正は歩かせてもいい場面だ。しかし、カウント2―1から投じたのは、ストライクゾーン高めに入るスライダー。辻監督は「高めを狙ってきてる。あの失投は大きかった」と続けた。

 2週間前にもオリックスと対戦。吉田正は3連戦で11打数3安打1本塁打と完調ではなかった。高めを打ち損じ、低めで打ち取られるパターン。直接対戦はなかった平井だが、イメージは残っていたのかもしれない。

 ただ、男子三日会わざれば刮目して見よ、という。「ミーティングで分かってる。手が付けられないって言ってるわけだから」。辻監督は2週間前とは別人の吉田正に打たれ、猛省を促した。
(秋村 誠人)

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2022年4月30日のニュース