神戸弘陵“双子バッテリー”先発の兄・小林楓依斗&捕手の弟・悠依斗の活躍で8強進出

[ 2022年4月30日 17:18 ]

春季兵庫県高校野球大会 3回戦   神戸弘陵6―1尼崎北 ( 2022年4月30日    明石トーカロ )

<神戸弘陵・尼崎北>先発で6回1失点に抑えた兄の楓依斗(左)とフル出場で3投手をリードした弟の悠依斗の小林兄弟
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 一卵性双生児の双子バッテリーが神戸弘陵を8強進出へ導いた。先発右腕で兄の小林楓依斗(かいと=3年)が6回3安打1失点と好投。弟の悠依斗(ゆいと=3年)はフル出場で3投手を好リードした。

 野球を始めた頃からそれぞれ投手、捕手だったが、兄・楓依斗は中学時代に内野手を務めるなど、これまでは組む機会がほとんどなかった。今春の地区大会から背番号1と2をつけ、初めて本格的にバッテリーとして始動。小さい頃はお互いを意識するあまり、兄は「会話が少なかったというか、全然しゃべらなかった」と振り返るが、コンビ結成後は激変。「最近はプライベートでもすごく仲がいい」と息もぴったりだ。

 弟・悠依斗も「とてもやりやすい。兄とだったらいけそうな気がするし、勝てそうな気がしてくる」と“相棒”に特別な思いを抱いている。優勝候補に挙がる報徳学園のエース左腕・榊原七斗とは、小中学校の同級生。決勝まで対戦しないが「自分たちの目標は春、夏と県で優勝して、甲子園に出場すること。意識はしています」と頂上決戦での再会を待ち望んだ。

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2022年4月30日のニュース