「鹿児島にいるじいちゃん、ばあちゃん!オレ、やったよ!」 2年ぶりお立ち台で広島・松山の名言出た!

[ 2022年4月5日 21:40 ]

セ・リーグ   広島3-1巨人 ( 2022年4月5日    マツダ )

<広・巨>ヒーローインタビューでガッツポーズする松山(右)と九里(撮影・奥 調)
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 広島が、5日の巨人戦に3-1で勝ち、首位決戦となる3連戦初戦で先手を奪った。殊勲打は、やはり値千金の一打を放った松山竜平外野手(36)だ。

 1-1で迎えた6回、1死一、三塁で打席に立つと、フルカウントから戸郷の変化球を中前に運ぶ勝ち越し適時打を放ち、一塁ベース上でガッツポーズ。これが決勝点となり、3月29日の阪神戦以来のスタメン出場で存在感を見せた。

 試合後は今季初勝利の九里とともにお立ち台に上がり、「とにかく、自分の打撃ができるように。1日1打点と目標を立てているので、1打点取れてよかったです。最初の打席は三振して、何とか食らいついていこうと思った」と振り返った。

 チームにも大きな一打だった。開幕6連勝した直後に、中日3連戦で3連敗。貯金が3つも減って広島に帰ってきた。「名古屋で3連敗して、こっち帰って来て、絶対みんなで勝ってやろうという気持ちがあったので、勝ててよかったです」と、松山がチームの思いを代弁し、「ファンの皆さんの声援が僕らに力を与えてくれる。明日からも赤く染めてください」と呼びかけた。

 しかし“見せ場”はここからだった。インタビュアーに「2年ぶりのお立ち台」と紹介された松山は、「ファンの方が少し期待している部分もあるかも分かりませんが」と振られると、スタンドもザワザワ。松山は一瞬、苦笑いして首を横に振ったものの、「そうですね。2年ぶりですか。まあまあ長いっすね。そんだけ、僕も打っていなかったんで」と苦笑い。「とにかく投手がすごく今頑張ってくれて、最少失点でやってくれているので、野手のみんなで投手を助けられるように、毎日、泥臭い試合になるとは思いますけど、全力でみんなで戦って勝っていきたいと思います」と話した。

 松山のお立ち台、といえば、これだけでは終われない。ファンの声援が徐々に強まる中、インタビュアーに「もう、やめておきますか?」と振られると、松山は「また明日からも球場を赤く染めてください」と話し、ファンはさらに“何か”を期待してザワザワ。そんな雰囲気を感じた松山は「そして、鹿児島にいるじいちゃん、ばあちゃん!きょうオレ、やったよ!」と叫ぶと、スタジアムはついに大歓声。松山の名台詞が飛び出し、本拠地のファンは大満足の様子だった。

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2022年4月5日のニュース