ソフトバンク復帰“レイ封”任せろ!7日のオリックス戦先発へ「甲斐を信頼して投げる」

[ 2022年4月5日 05:30 ]

<ソフトバンク>ペイペイドームのマウンドから投球するレイ(撮影・中村 達也)
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 お帰り再登板で甲斐と“レイ封”だぜ――。開幕7連勝中のソフトバンクは、ペイペイドームで5日からオリックス3連戦。7日の第3戦で再入団したコリン・レイ投手(31)が今季初先発する。シーズン途中退団前の最終登板となった昨年7月12日の楽天戦では本拠地でプロ初完封を挙げており、好印象をキープ。NPBで272日ぶりの登板でも、再びバッテリーを組む甲斐への信頼を強調した。

 「King&Prince」のコンサートの撤去作業が行われたペイペイドーム。レイは後方にそびえ立つクレーン車のように、首を長くして再稼働を待っていた。森ヘッドコーチ、森山投手コーチらが見守る中、ペイペイドームのマウンドでブルペン捕手を座らせて23球。最終チェックを終えた。

 「甲斐がいるので彼がいれば大丈夫なので。彼を信頼して投げていくだけ」

 本拠地ペイペイドームでの最終登板となった昨年7月12日の楽天戦のイメージが抜群にいい。甲斐とのバッテリーで8回2死まで無安打に抑え9回2安打8三振で完封勝利。7日のオリックス戦でNPB272日ぶりの先発でも女房役を信じ切るだけと思っている。

 「1日も早く、みんなともう1回プレーしたかった。しっかりと準備できたと思う。身体的にも精神的にも大丈夫と自分でも言えるくらいまできている。“いよいよ”という気持ちで高ぶりもある」

 昨年、米カブスから加入。期待通り先発ローテーション入りし、同年6月3日のDeNA戦の来日初登板から6試合に先発し3勝1敗の好成績を挙げた。しかし、コロナ禍による家族の都合で昨年8月に退団し、ブルワーズに在籍後に今季再加入した。

 オリックス戦の登板は来日初となる。当然、準備も欠かさない。「そこまで詳しく分かっていないが、2日間あるのでビデオでしっかり見て研究、勉強したい」。頭脳も腕も万全の状態にして甲斐のミットを見る。

 昨季を知る森山投手コーチも自信を持って送り出す。「準備できていると思います。元々、制球が良かった投手。両サイドに投げ分けている。心配はしていない」と話した。

 チームは開幕7連勝中。ただ、昨季の開幕4連勝を止めたのが、リーグ覇者のオリックスだった。チームが勝ち続ければ9連勝でバトンが回ってくる。「楽しい試合になると思うので楽しみに準備します」。甲斐との“レイ封”再現を待つ。(井上 満夫)

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2022年4月5日のニュース