日本ハム・近藤 “新庄流”で一気に全打順本塁打も

[ 2022年4月5日 05:30 ]

日本ハム・近藤
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 【Weekly Data展望】「全打順本塁打」。達成者は長いプロ野球の歴史の中でも昨年10月9日のオリックス戦で山本から8番で本塁打を放った中村晃(ソ)までわずか14人しかいない。その名の通り1人の打者が1~9番の全ての打順で先発し本塁打を記録するものだが、打順が固定されてしまうと達成しにくくなる珍記録だ。

 今季は坂本(巨)や柳田(ソ)ら11人が残り1打順としている。坂本は9番、柳田は8番が残っており現状、現実味が低い選手もいるが、鈴木大(楽)の1番や松田(ソ)、長野(広)の2番、外崎(西)の4番などは昨年も起用実績がある。同年に3人以上の達成となれば史上初めてだがどうか。

 王手こそかかっていないが近藤(日)にも注目したい。日本ハムでは現役最多の44本塁打をマーク。記録達成には1、8、9番と3打順残っているが、今季は既に1、2、3、6番と4打順で起用されている。ここまで9戦9通りのオーダーを組んでいる新庄監督の下でなら、一気に達成する可能性がある。シーズン序盤、離脱者が出るなど打順を固定できないチームもある。一発のある選手が見慣れない打順に入った試合は、珍記録誕生を期待しながら試合展開を見守りたい。(記録課・八田 朝尊)

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