阪神・藤原オーナー 矢野監督の今季終了までの指揮を明言「若いチームで、まだまだ成長の余地ある」

[ 2022年4月5日 05:30 ]

阪神・藤原オーナー

 阪神の藤原崇起オーナー(70)が4日、大阪市の電鉄本社で対応し、改めて今季限りでの退任を表明している矢野監督への変わらぬ信頼を口にした。セ・リーグワーストの開幕9連敗には「波があるのは社会の常」と動じず、シーズン終了まで采配を振るうことにも「当然の話」と明言。その上で「ファンに心配をかける格好」という現状を踏まえ、選手、首脳陣一丸で逆境をはね返すよう求めた。

 「若いチームで、まだまだ成長の余地がある。選手が一生懸命考え、工夫をして新しいものを見つける中で、勝利を勝ち取ってくれると信じている」

 新守護神候補のケラーは調整不足で、主軸のマルテは故障で2軍にいる。起爆剤となる補強について「何も聞いていない」としながらも、「必要ならばバックアップする」と断言。5日は甲子園開幕戦を観戦予定。「選手もあそこ(甲子園)へ行くと気持ちが変わると思う」と風向きの変化を期待する。指揮官を直接、激励する場面もありそうだ。

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2022年4月5日のニュース