阪神「ウル虎の夏」限定ユニホーム、実は春に強い!お披露目シリーズ過去8年間で6度勝ち越し

[ 2022年4月5日 05:30 ]

阪神「ウル虎の夏」ユニホーム成績    
Photo By スポニチ

 【タイガース マンスリーデータ】開幕9連敗と苦戦の阪神だが、05年以来17年ぶりのリーグ優勝を目指す意気込みは今季一新したユニホームに見て取れる。ホーム、ビジターともタテジマのデザインとなったのは15年以来7年ぶり。日本一に輝いた85年にも通じるスタイルとなった。

 レア度の高い限定ユニホームも観戦の楽しみの一つで、4月はお目見えが続く。1~3日の巨人3連戦では両軍「伝統の一戦」の起源、プロ野球初年度1936年当時の姿で戦った。注目は26~28日の中日3連戦。10年目を迎える恒例イベント「ウル虎の夏」(7月12~17日)限定ユニホームお披露目ゲームだ。過去データをひもとくと、本番以上の「ウル虎の“春”」と言える強力カードなのだ。

 通算成績は「夏」の25勝34敗2分け、勝率.424に対して「春」は14勝8敗、勝率.636。「夏」の勝ち越しが16年の1度だけの一方、「春」は開催取りやめの20年を除く8年間で6度と強い。

 数字だけではなく、話題性のある勝利も多い。15年の中日戦は5月6日、1点を追う9回2死無走者から粘りのサヨナラ勝ち。19年の広島戦は「元号またぎ」。4月30日、5月1日を連勝のチームは36年の昭和初戦、89年の平成初戦に続く3元号白星発進を達成した。昨年のヤクルト戦は4月16日、先発で登板した藤浪が5回に自ら決勝2ランを放ち、自身1450日ぶりの甲子園勝利を収めた。

 今回は過去9年分のデザインが混在する、攻めた仕上がりとなった“ウル虎”ユニ。春からド派手な勝利を期待したい。

続きを表示

この記事のフォト

2022年4月5日のニュース