新庄監督 3日のオリックス戦の申告敬遠について説明 敗戦投手の宮西は「素晴らしい投球」と擁護

[ 2022年4月5日 16:24 ]

日本ハム・新庄監督
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 日本ハムの新庄剛志監督(50)が5日、ロッテ戦前に取材に応じ、3日のオリックス戦(京セラドーム)での申告敬遠が勝敗を分けた場面について自身の考えを説明した。

 ベテラン左腕・宮西が3番手としてマウンドに上がった2―2の8回。1死三塁で紅林をカウント3―1とした時点で日本ハムベンチは申告敬遠で歩かせた。二盗を許して二、三塁となり、4番・吉田正には3ボールになっても勝負。カウント3―1から前進守備の二塁・水野のグラブをすり抜ける形(記録は安打)で2点を失い、決勝点となった。

 吉田正に対し、3ボールとなった時点で一塁は空いており、次打者はこの日無安打で開幕から打率1割台の杉本。満塁策がセオリーだが、新庄監督は動かなかった。この場面について指揮官は「俺のイメージでは、3ボール1ストライクになった時に、紅林君のインコースにいったやつがフラフラフラってポテンヒットになるのが嫌だった。そこで歩いてもらった」と説明。吉田正との勝負を選択したことについては「前(遊ゴロ)もその前(二ゴロ)もゴロが多かった。宮西君の球のキレならショートゴロかセカンドゴロになると思った。そこでホームで1つ(アウトを)取って、次の調子が上がってきていない杉本君でゼロで終わりっていうイメージだった」と宮西を信頼して勝負させたと明かした。

 決勝打になった中前打についても、宮西が二塁へゴロを打たせて水野が追いついていただけに「(開幕から8試合で15打数無安打の)水野君が調子が良くて打っていたら簡単に取って簡単にアウトにしていた。セカンド(水野)とショート(石井)を変えても良かった。その辺は俺のミス。結果的にはあれでよかった。あれはエラーでしょと思った」と説明。ベンチに戻ってきた宮西には「俺の思った通りに打たせてくれて、素晴らしい投球をしてくれてありがとうということは言った」とし「あれは野手がカバーしてあげないといけないプレーだった」と振り返った。

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