楽天 一丸でコロナ禍乗り越えた! 田中将大が石井監督超え日米通算183勝目、今季2戦2勝

[ 2022年4月5日 16:54 ]

パ・リーグ   楽天7-3西武 ( 2022年4月5日    楽天生命 )

<楽・西1>楽天先発の田中将(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 チーム内に複数の新型コロナウイルス感染症陽性者が発生した楽天が5日、4日ぶりの試合となる西武戦(楽天生命パーク)を行った。投打のかみ合う快勝で、ひとまず危機的状況を乗り越えた。

 打線は初回2死満塁、鈴木大地内野手(32)の右越え2点二塁打で先制。援護を受けた先発の田中将大投手(33)は安定感抜群の投球で回を重ねた。2-0の3回無死一、二塁のピンチをしのぐと、直後に味方が3得点。5-0の5回に2点を失ったが、崩れることなく7回を投げ切った。7回8安打2失点で今季2勝目。日米通算の勝ち星も石井一久監督(48)を抜いて、183勝目となった。
 
 同球団は1日に、同日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)で先発予定だった則本昂大投手、アラン・ブセニッツ投手、西口直人投手、安田悠馬捕手、川島慶三内野手、小深田大翔内野手、小峯新陸投手、小山伸一郎投手コーチと8人の陽性者が出たことを発表。3月27日には茂木栄五郎内野手が陽性判定を受けていた。複数の感染者が出たことから2、3日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)計2試合を中止していた。

 この間に新規感染者がいなかったことから4日には活動を再開し、楽天生命パークで密を避ける分散方式で練習を実施。田中将も「起きてしまったことはしょうがない。この状況をみんなで乗り越えていくことが必要」と話していた。この日も弓削の陽性判定が発表されるなど、依然、コロナ禍に苦しむチームで、大黒柱が絶大な存在感と、頼もしいばかりの背中を見せた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年4月5日のニュース