開幕ローテ入り目指す巨人・山崎伊にプロの洗礼…初被弾から1イニング2発、4回途中6失点KO

[ 2022年3月19日 15:17 ]

オープン戦   巨人―ロッテ ( 2022年3月19日    東京D )

<巨・ロ>3回2死一塁、レアードに2点本塁打を浴び、ガックリの山崎伊(撮影・河野 光希)
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 巨人の2年目右腕・山崎伊織投手(23)がロッテ戦(東京D)でオープン戦3度目の先発登板。3回にプロ初被弾から1イニング2本塁打を浴びるなど、4回途中7安打6失点でKOされた。

 初回、2回と走者を出しながらも無失点に抑えていた山崎伊がプロの洗礼を浴びたのは0―0のまま迎えた3回だった。先頭の9番・藤岡を1ボール2ストライクと追い込んでからの4球目、内角低めスライダーをうまく打たれて右翼スタンドへ叩き込まれると、2番・マーティンを2ストライクから4球連続ボールの四球で歩かせた。2死後には4番・レアードにフルカウントからの7球目、外角高めカットボールを左中間スタンドに運ばれ、藤岡の先制ソロに続いて1イニング2発目となる2ラン被弾。レアードの寿司パフォーマンスの餌食(えじき)になった。

 3回まで63球を投げて3失点。4回のマウンドにも引き続き上がったが、先頭の7番・平沢に左翼フェンス直撃の二塁打を許すと、犠打で1死三塁となってから前の打席で本塁打されている藤岡に真ん中高めに浮いた144キロ直球を中前適時打されて4点目を失った。続く高部に二塁打を打たれてなおも1死二、三塁とピンチを広げると、ここで降板。2番手としてリリーフした左腕・高木がマーティンへの初球を右翼線二塁打されてさらに2点を失い、山崎伊の失点は6となった。

 投球内容は3回1/3で打者19人に対して80球を投げ、7安打6失点。1三振を奪い、与えた四球は2つで、直球のMAXは147キロだった。

 山崎伊はオープン戦初登板初先発となった3日の西武戦(東京D)では初回いきなり無死満塁のピンチを招くも山川、森の4、5番コンビを連続三振に仕留めて3回2安打無失点。2度目の先発となった12日のオリックス戦(京セラD)では味方の失策絡みで逆転を許し、4回4安打3失点で降板。3度目となったこの日のマウンドには開幕ローテーション入りが懸かっていた。

 明石商、東海大を経て2020年ドラフト2位で巨人入り。プロ入りする前の同年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響でルーキーイヤーの21年は登板がなかった。

 ▼山崎伊 高めのボールが多かった。(投げられる)球数が増えてきたのはいいことだと思うんですけど、5回、6回といけなきゃいけないと思うので。初回、2回は思ったところに投げられた。ちょっとずつ浮いてきて甘いボールになった。球数が増えても投げられるスタミナが必要だと思います。

 【巨人・山崎伊織のオープン戦全成績】
3日 西武戦(東京D) 3回2安打無失点 MAX148キロ
12日 オリックス戦(京セラD) 4回4安打3失点 MAX149キロ
19日 ロッテ戦(東京D) 3回1/3、7安打6失点 MAX147キロ

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