浦和学院 センバツ7年ぶり初戦突破 森大監督聖地初勝利 父・森士前監督「一体感持ってやっていた」

[ 2022年3月19日 12:43 ]

第94回選抜高校野球大会第1日第1試合 1回戦   浦和学院4ー0大分舞鶴 ( 2022年3月19日    甲子園 )

<浦和学院・大分舞鶴> 攻撃前にナインに声をかける浦和学院・森監督(撮影・大森 寛明)
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 第94回選抜高校野球大会が19日、阪神甲子園球場で開幕。第1試合では強豪・浦和学院(埼玉)が21世紀枠で初出場した大分舞鶴を4―0で下した。

 エース左腕・宮城が2安打13奪三振完封の好投。4回には捕手・高山が大会1号となる中越え2ランなど3連打で3点を奪うと、5回にも1点を加えた。

 チームは7年ぶりのセンバツ白星。父の森士前監督からチームを引き継ぎ、今大会が甲子園初采配となった森大監督は聖地初勝利となった。森士前監督は現地で観戦し、チームの初戦突破に「本当にすばらしかったですよ。投手の宮城は去年の夏は本調子ではなかったから、終盤に少ししか投げることができなかった。今日は1人で投げきることができた。凄く思いが今日のピッチングに表れていましたね。打撃陣も新生・浦和学院のテーマに挙げている、フルスイングができていた。課題、緊張も見受けられたが、甲子園で勝てるというのはこれからの成長につながります。見ていて本当に感動しました」と称えた。

 新監督の采配については「選手たちは落ち着いて試合をやっていたと思います。監督も緊張がなかったわけではないと思うが、思い切り選手とともに一体感を持ってやっていた」とし、「自分たちの調子を崩さず、気負わず、おびえず、おごらず。そういう思いで野球ができることに、感謝の気持ちを持って目一杯のプレーをすることがみなさんへの恩返しにつながると思います。この舞台を楽しめるように頑張ってほしいです」とエールをおくった。

 ▼浦和学院・森大監督 緊張感のあるゲームの中で選手たちがよく落ち着いてプレーしてくれたと思う。私としてはプレッシャーあったけれど、昨夏前監督とプレーした選手が落ち着いてよく頑張った。1打席目からボールを叩く意識でと指示。キレがありましたので変えずに2巡目からとらえてくれた。クリーンアップがこの冬しっかり振った成果を発揮してくれて、安心して試合を見ることができた。打撃もそうだが、エースの宮城9回しっかり投げ切ったのが大きな成果。宮城は一番落ち着いていた。私も投手出身ですが、私よりも落ち着いていたと思う。今冬取り組んだストレートのキレが最後まで落ちることなく投げ切れた。(復刻ユニホーム)OBの皆さんがこのユニホームを着てプレーしている姿を見て憧れて浦和学院に入学した。OBの人たちの思いも胸に、次の試合に臨みたい。

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