オッス!オラ、ガント! 日本ハム新助っ投はドラゴンボール好き お立ち台で「かめはめ波」やります

[ 2022年3月19日 05:30 ]

ガッツポーズで写真に納まる(左から)ガント、ポンセ、アルカンタラ、ヌニエス(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムは18日に札幌ドームで新外国人選手の入団会見を開いた。メジャー通算24勝のジョン・ガント投手(29)は、世界各国で漫画やアニメが人気を博す「ドラゴンボール」のマニア。好きなキャラクター「ベジータ」が繰り出す必殺技を投球で再現する気満々だ。

 稲葉篤紀GMはガントを「ツーシームを軸に非常に球種が多彩で、ゴロを打たせられる投手」と紹介した。これを聞いて受ける印象はテクニシャン。しかし、ガント自身には大きな野望がある。
 「今からでも努力し続けてギャリック砲レベルの球を磨き上げることができれば」

 「ギャリック砲」とはドラゴンボールでベジータが繰り出す必殺技の一つ。ベジータは戦闘民族・サイヤ人の中でも屈指のエリートで、主人公・孫悟空の宿敵として現れた後、味方に転じて敵と戦う。「ベジータのそういったストーリー性も、高いプライドという性格も凄く好き」とガント。体の「気」を集めて腕から放つ必殺技を投球で再現してみたいと、少年のような心を持ち続けている。

 カージナルス時代の19年に11勝するなどメジャーで活躍してきた右腕が来日を決めたのは「日本文化に興味があったこと」が理由の一つだ。米国で「ポケットモンスター」「遊戯王」「NARUTO」といった日本のアニメや、派生したゲームに触れて育った。「中でも一番好きなのはドラゴンボール」。昨季途中に移籍したツインズでは前田とロッカーが隣で、前田が使っていたドラゴンボールのバッジの付いたグラブを見ると「興味が湧いて、一つを譲ってもらった」という。日本にも当然、持参した。

 「セールスポイントは情熱。他の選手と比べても勝っていると思う。前面に押し出して頑張っていきたい」

 勝利のお立ち台をイメージし始めている。孫悟空が繰り出す「かめはめ波」や「元気玉」のポーズ。「絶対にやります」と宣言した。(和田 裕司)

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2022年3月19日のニュース