DeNAは東から昇る! 初の開幕投手へ「収穫」7回1失点 昨季最下位からセの“太陽”が吠え~る!

[ 2022年3月19日 05:30 ]

オープン戦   DeNA6-1日本ハム ( 2022年3月18日    札幌D )

<日・D>力投する先発の東(撮影・高橋 茂夫)
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 DeNA・東は20年2月に左肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。昨季は復活の1勝を挙げた。そんな苦労人が自身初となる開幕投手の大役に向かおうとしている。最終調整で日本ハム打線を相手に7回5安打1失点。「7回を投げられたことが収穫」と胸を張った。

 80~100球がめどだった登板で93球で7回を投げきった。100キロ台と120キロ台の2種類のチェンジアップが効果的で7奪三振。公式戦を見据えて打席にも立ち、2回はファウルで粘って相手に11球を投げさせ、4回1死一、三塁で一塁前にスクイズも決めた。

 幸運にも恵まれた。札幌ドームのマウンドは今季から横浜スタジアムでも導入した同じ北海道名寄市の「名寄土管製作所」が製造する「名寄の土」。今季はここまで本拠地での登板がなかっただけに、硬く、粘土質のきめ細かい土を経験して「凄く投げやすい。僕にとってはいい感じ」と手応えをにじませた。

 6年ぶりの最下位からチームスローガンでもある「横浜反撃」を狙う今季。中6日で、その初陣となる広島戦(横浜)に向かう。オープン戦は9勝3敗2分けで2位につける三浦監督も「東は問題なし。投打で安心して見ていた」と信頼する。

 「細かい部分を見つめ直して、シーズンを迎えたい」と東。1週間後、地元の期待を背負い大舞台に立つ。(大木 穂高)

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2022年3月19日のニュース