カブス・鈴木誠也が入団会見 背番号27の理由は「マイク・トラウト、アイラブユー!」

[ 2022年3月19日 05:38 ]

背番号を見せ、ガッツポーズで意気込む鈴木(撮影・光山 貴大)
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 カブスは18日(日本時間19日)、広島からポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた鈴木誠也外野手(27)と5年契約を結んだと正式に発表した。

 発表に合わせて、鈴木誠は現地時間の午前10時20分に自ら車を運転してキャンプ地のアリゾナ州メサに到着。代理人のジョエフ・ウルフ氏とハグをし、バットケースを手に施設に入った。背番号27のユニホームを着用し入団会見に臨んだ。

 以下、会見の一問一答。
 ――家族を含めて異国に来ることは大きな変化。
 「一番は家族の環境だったり、違う国に来るので。生活という、そこの不安はあったので、そこを重視して考えています」

 ――米国に渡ってくるのは大きな決断だったか。
 「全くそんな感じじゃなく、ここでやりたいという気持ちの方が強かったので。タフとかそういう感じじゃなくて、すごく楽しんでます」

 ――米国で何週くらい過ごしているか。
 「2週間くらい」

 ――いつ頃からメジャーを目指したのか。メジャーでやれると思ったのはいつ頃か。
 「2015年くらいに(広島に)黒田さんが帰ってきて、そこからこの世界に興味を持って取り組んできたんですけど。特にまだやれるという自信は湧いてないんですけど、もっと力を付けて。今、選手たちに会いましたけど、体のサイズが違い過ぎて、もっとトレーニングしないとダメだと思いました」

 ――米国に来るのにあたって、家族の存在はどれくらい大きかったか。
 「すごい大きかったと思いますし、こっちで過ごしていく中で、野球以外の部分で心配になるということが一番、嫌だったので、家族が過ごしやすくいてくれていれば、僕は野球に集中してプレーに集中できるので、そこは僕の中ではすごく重要でした」

 ――背番号27を選んだ理由は。
 「(MVP3度のエンゼルスの主砲)マイク・トラウト、アイラブユー」

 ――チームメートと会った印象は。
 「テレビで見てる人がいっぱいだと思って、初めてプロ野球に入った時もそういう気持ちで、またこっちに来たらそういう気持ちになれて、すごく新鮮で心がドキドキしてます」

 ――メジャーの投手と対戦するにあたって、一番の課題は。
 「もちろん日本の投手とは全然違いますし、スピードも。身長だったり体格も違うので、自分の変化を怖がらずにここでしっかりアジャストするんだという気持ちで来てますし、そこの変化の恐怖心というのは全くないので、本当に打席に立って自分が感じたことを打席の中でしっかりやれればいいのかなと思っています」

 ――福留孝介選手(現中日)がカブスでプレーしていたのを見ていたか。
 「もちろん見ていました」

 ――初めての環境で、キャンプも短く、実戦出場の数も限られると思うが、不安と楽しみどちらが大きいか。
 「半々という感じで。もちろん楽しみもありますけど、こんな急に、この時期にキャンプが始まるっていう、スプリングトレーニングが始まるというのは経験したことがないので、もちろん不安もあります。ただ初めての環境ですごく興奮してますし、楽しみの方が強いかもしれないです」

 ――(高校時代に遠征で)2011年に米国でプレーしたことがあると思うが、そこがメジャーに来た原点か。
 「一つはあそこでも米国の野球はすごくいいなと思ったので、そういうことにしといてください」

 ――ロサンゼルスにいたということだが、車と飛行機のどちらできたのか。アリゾナに来た印象は。
 「飛行機で入りました。ロサンゼルスとは違ってすごく自然が多くて、どっちも多いんですけど、ちょっと雰囲気の違う、暖かいですし、なんかいいなと思いました」

 ――ユニホームを着た感想は。
 「かっこいいです。かっこいいですし、自分がここにいるのが信じられないくらい。すごくうれしい気持ちでいます」

 ――赤から青のユニホームに変わった。
 「青のユニホームは着るのが初めてなので、すごくうれしいですし、うれしいです」

 ――愛理夫人に言葉をかけるとすれば。
「ありがとう」

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