日本ハム・大海 「力み過ぎ」6回10安打4失点 開幕投手どうなる?

[ 2022年3月19日 05:30 ]

オープン戦   日本ハム1-6DeNA ( 2022年3月18日    札幌D )

<日・D>5回2死一、二塁、佐野を空振り三振に仕留めベンチにさがる伊藤(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムの2年目右腕・伊藤が開幕前最後の調整登板で6回10安打4失点。「力み過ぎと、自分の中で分かっているフォーム的な部分がまだ修正しきれていない。あと1週間で持っていけたら」と必死に前を向いた。

 苦しかった。初回に先制を許すと、3回から4回にかけては走塁死を挟みながら、6者連続安打を浴びてさらに3失点だ。甘い変化球をことごとく打ち返され「インコースを意識的に投げていた中で、まだオープン戦ということもあって投げ切れていない。シーズンは別にぶつかって(死球で)も…とは思うが。その分、甘く入ってしまった」と悔やんだ。

 不調の中でも収穫は6回だ。当初は100球がメドで、5回終了時点で98球を投げていたが「もう1イニング行かせてください」と直訴し、最後は3者凡退に締めた。初回から気にしていたという、左手のグラブの位置が安定したことで制球も定まり「志願してでも投げて良かったな」と、フォームに手応えを口にした。

 開幕投手は開幕1週間前でも未定。新庄監督はかねて「候補は13人くらいいる」とし「いい投手を3、4番手に持っていったら相手の投手は3、4番手。勝ちをもらえる」とエースを開幕に託さず、温存させるプランも明かしているが、昨季10勝の伊藤も候補の一人に挙がる。「課題もはっきり見えた」と話した右腕が、1週間後の大役を見据えた。(清藤 駿太)

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2022年3月19日のニュース