倉敷工 一打サヨナラ勝ちの場面で痛い併殺「カウントを間違えてしまった」 エース高山171球で力尽く

[ 2022年3月19日 15:44 ]

第94回選抜高校野球大会第1日第2試合 1回戦   倉敷工2-8和歌山東 ( 2022年3月19日    甲子園 )

<倉敷工・和歌山東> 力投する倉敷工・高山(撮影・大森 寛明)
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 第94回選抜高校野球大会が19日、阪神甲子園球場で開幕。第2試合で倉敷工は和歌山東に2-8で敗れ、13年ぶりの甲子園白星はならなかった

 和歌山東の継投と投手陣に苦しんだ。1-1の8回、1死一、二塁とチャンスメーク。和歌山東もエース麻田を二塁にまわし、左スリークオーターの田村を投入して対抗。結局、田村に後続が打ち取られ、追加点はならず。さらに9回、再登板した麻田の前に三者凡退。高田康隆監督は「相手の麻田投手はボールが動いて、打ちにくかった。それが敗因」と悔しそうに振り返った。

 1-1で迎えた延長10回には走塁で痛いミスが出た。1死一、二塁と一打サヨナラのチャンス。しかし、難波の右飛で一塁走者・高山が二塁へ飛び出したまま戻り切れずに併殺に倒れた。指揮官は「カウントを間違えてしまって、ダブルプレーになってしまった。それで流れが変わってしまった」とがっくり。直後の11回、勝ち越しを許し、7点を献上した。

 エース高山は11回途中171球で降板した。初回、2回はピンチを招きながらも堅守で失点を防いだ。3回に1番・藤井の中前適時打で1点の援護を受け、6回に同点とされたが、緊迫する展開の中で腕を振った。高田監督は「高山はよく投げてくれたが最後は体力のなさが出てしまった」と振り返った。

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