センバツ開幕 3年ぶり春にブラスバンド復活、有観客…「少しずつ甲子園が戻ってきた」「泣ける」の声

[ 2022年3月19日 10:24 ]

<センバツ開会式>有観客で行われた開会式(撮影・大森 寛明)
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 第94回選抜高校野球大会が19日、阪神甲子園球場で開幕。当初開幕予定だった18日が雨天順延となり、1日遅れで13日間の戦いが始まった。

 午前9時からの開会式では、新型コロナウイルスの感染予防のために初日に出場する浦和学院(埼玉)、大分舞鶴(大分)、和歌山東、倉敷工(岡山)、クラーク国際(北海道)、九州国際大付(福岡)の6校が、今大会の入場行進曲となっている男女2人組ユニット「YOASOBI」の「群青」に合わせて外野の位置から内野まで行進した。

 選手宣誓は大会初日の第2試合で登場する倉敷工の福島貫太主将が務めた。

 今大会は昨夏甲子園に続き、50人以内の制限はあるものの楽器を使う生徒の入場が認められ、センバツでは3年ぶりのブラバン復活となった。2020年は大会中止、21年は吹奏楽の生演奏が禁止されていた。第1試合の浦和学院―大分舞鶴が始まると、先攻の大分舞鶴スタンドから吹奏楽が鳴り響いた。

 ネット上では「うおおおお!!ブラスバンド帰ってきたあ!これよ!これなんよ!」「甲子園の中継からブラスバンドの演奏聞こえてくるのが嬉しい」「甲子園にブラバンが帰ってきたーーー!!」「観客あり、アルプスから響くブラスバンドとメガホンの音、少しずつ甲子園が戻ってきた」「ブラバン激アツすぎる泣いてるおかえり」「ブラバン泣けるわ」などと投稿が続々と寄せられた。

 入場者についても感染防止対策を施した。甲子園球場所在地の兵庫県で「まん延防止等重点措置」が適用されている期間は1試合2万人に制限し、チケットは全席前売り指定・WEBのみで発売。アルプス席は学校関係者のみとし、上限は1校1800人とした。昨夏甲子園は学校関係者・保護者のみの入場に限られ、史上初の無観客開催となっただけに、2季ぶりの有観客となった。

 「重点措置」が21日に全面解除されることに伴い、22日からは入場者数の上限を撤廃。一般入場券は、19日正午から22日、23日分を追加販売し、26日までの分を上限なしで発売。以降の入場券も上限を設けずに販売する。アルプス席券は、22日以降上限3000枚とする。

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2022年3月19日のニュース