現役最強右腕撃ち!　18歳の阪神・前川が食らいついて左前へ　「ワクワクというか楽しみもあった」

オープン戦   阪神3－2オリックス （ 2022年3月18日    京セラD ）

＜オ・神＞5回無死一塁、阪神・前川は左前打を放つ（撮影・奥　調）
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　18歳のドラフト4位・前川（智弁学園）が現役最強右腕から価値ある一打を放った。5回無死一塁の第2打席。山本に簡単に追い込まれながらも6球目の外角カーブに食らいつき、左翼線に落とす単打。“プロ3安打目”は、忘れられない相手からの一打となった。

　「ワクワクというか楽しみもあったので、振って学んでいくという姿勢は変わらずに振っていけたので良かったかなと思います」

　初対戦となった3回の第1打席は、4球で空振り三振。最高峰の実力をまざまざと見せつけられた。それでも、打席から見る一球一球が勉強になる。学ぶだけでなく、執念で安打を放つあたりがただの高卒新人ではない。同じ左打者・吉田正の打撃練習にも熱視線。「すごく下半身の粘りで（球を）持っていけていたので、とても勉強になりました」と、収穫を得た。

　矢野監督は「俺としては今、日本で一番いい投手やん。それを経験させてあげたかった」と先発起用の理由を説明。金の卵が充実の日々を送っている。