【大谷と一問一答】受賞の瞬間は?「満票にちょっとびっくり」「今後のモチベーションの一つになった」

[ 2021年11月19日 12:03 ]

MVPを満票で受賞した大谷(MLBネットワークから)

 大リーグ機構(MLB)は18日(日本時間19日)、専門局MLBネットワークの番組でア・リーグのMVPを発表し、二刀流による歴史的な活躍を見せたエンゼルスの大谷翔平投手(27)が満票で初選出された。日本選手では01年のマリナーズのイチロー以来、20年ぶり2人目。日本ハム時代の16年にパ・リーグMVPに輝いており、日米で選手最高の栄誉を手にした。

 満票選出は今年のナ・リーグMVPにも選ばれた15年のハーパー(当時ナショナルズ、現フィリーズ)以来、6年ぶり19人目の快挙となった。以下、受賞後の電話会見の一問一答。

 ――制限なしの起用法がもたらしたもの。
 「難しさもありましたけれど、やりがいのあることですし、その信頼に応えたいなというか、使ってもらっているその期待に応えたいなと思って毎日、頑張れたので、そこはすごいやりがいを持ってましたし、できたんじゃないかと思っています」

 ――この冬の取り組みは去年と同じになるのか。
 「そうですね。時間はあったのでしっかり休めましたし、もうしっかり動き始めているので、まずはキャンプに向けて、また来年勝てるように頑張りたいなと思います」

 ――以前に「二刀流がラストチャンスかと思った」と語っていた。そのプレッシャーが良い方向になったのか。
 「どうなんですかね。ここまで100%歓迎されているみたいな雰囲気はプロに入ってからもずっとなかったので、常にそういう批判的なことというのはありましたけど、自分がここで頑張りたいなと思ってやってきたので、反骨心たいのは正直なかったですし、それに自分が純粋にどこまでなれるのかを頑張れたところがよかったのかなと思います」 

 ――満票受賞。
 「すること(候補に入ること)自体も初めてですし、それも特別ですし、なおかつ皆さんが1位に入れてくれたというのがすごく嬉しくて、また来年頑張ろうという気持ちにさらにさせてくれたと思います」

 ――同僚のトラウト選手も絶賛していたが、そういう選手に評価されていたことについて。
 「一緒にやることで勉強になったりとか、バッティングに関しては勉強させられっぱなしのところもあるので、本当にそこを見てきたから、いろいろ対応できた部分はあると思いますし、本当に一緒のチームでよかったなと思っているので、また来年一緒に頑張れたらもっともっと強いチームになれるんじゃないかと思います」

 ――日本の子供達へどういうメッセジーを送りたいか。
 「僕はイチローさんがMVPを獲った時に見ていましたし、そういった人たちを見てメジャーリーグに憧れるようになったので、そう思ってくれるようにまた頑張りたいなと、またそういう選手が出てきてくれるのも楽しみにしていますし、そういう子と一緒にできる日が将来くるのもまた楽しみにしています」

 ――今夜はどんなお祝いをするのか。
 「んー、特にない。一人で寂しく過ごすと思いますけど(笑)。家族というか母親とかはきているので、帰ったらいると思いますけど、夜は特には、また明日もあるので早めに寝ると思います、ハハ」

 ――エンゼルスとの延長契約については。
 「そういった話はあまりできないので、ただ、エンゼルスも好きですし、長くやりたいなというか。まずは来年、勝つことだけを考えて過ごしたいなと思っています」

 ――先日の会見で受賞ラッシュについて「待ち侘びる感覚ではない」と話していたが、今回のMVPはどうだったか。
 「そうですね、やることは特にかわってはなかなと思う。個人的には切り替えて来年に勝つことだけ考えてやりたいなと思っていたので。ただ、楽しみにはしていましたし。本当に獲れて嬉しい気持ちもあるので。来年につながるというか、モチベーションになったかなと思います」

 ――今回のMVPは二刀流が評価された。27歳で獲得したが、これから野球人生にどういう意味があるか。
 「満票で獲れたっていうのは本当にすごい嬉しいですし。ケガとかもいろいろとあったので、順調に来ていたわけではなかったですけど、その中でいろいろな人に助けてもらって、27歳で獲れたので。選手としてここからピークを迎える、5~7年くらいはもっともっと勝負な時じゃないかなと思うので。もっともっと頑張れるように、日々頑張りたいなと思います」

 ――MVPは「世界一の選手」とも捉えられる。大谷選手の目標を達成したことにはならないか。
 「なってはいないですね。自分でそう思う日は、おそらく来ないとは思うので。なんていうんですかね、目標としてはアバウトというか、そういう目標ですけど。ゴールがない分、常にがんばれるるんじゃないかんと思うので。確実にステップアップしたとは思いますし。今回の賞がその一つだと思うので、今後のモチベーションの一つになりました」

 ――二刀流に対し日本時代の数々の批判や、二刀流継続の危機を乗り越えてMVPに。
 「まず、ケガなく1年間できたというのが一番、よかったですし。そこで結果を出すことによって、出られる場面が多くなってくると思うので、それはこれからも変わらないですし。このパフォーマンスをどれだけ続けられるかっていうのは誰にも分からないので。毎年毎年そういうチャレンジが続くと思っています」

 ――01年MVPのイチロー氏がシーズン後に大谷選手に関して“無理はできる間にしかできない。21年シーズンを機に無理をしながら翔平にしか描けない時代を築いていってほしい”と語っている。その“無理”の意味をどう捉えたか?
 「無理というのはケガをする間際までとかそういいう意味ではないと思いますし。ピークでいられる時期っていうか。選手として良いパフォーマンスを保てる時期はそう長くはないので。時間の制約というか、そういうタイムリミットは毎年、毎年近づいていますし。その中で自分の能力を伸ばせる時間はそんなに多くはないので、そういう時間を大事にしながらやりたいなという。そういう意味だと捉えて頑張っています」

 ――ナ・リーグMVPのハーパー選手が泣いて喜んだのに対して大谷選手は冷静に見えた。涙腺にきたかどうかなど率直な受賞時の心境を改めて。
 「泣くというよりは、すごくうれしかったですね。満票だったので、ちょっとびっくりというかよかったなという。そういう気持ちのほうが強いです。ハーパー選手に関しては2回目だと思うので。そういう意味でも心境の違いがあると思いますし、素晴らしい打者なので、僕自身も見ていますし、いつか対戦できる機会があれば、うれしいなと思います」

 ――キャンプ初めに二刀流に制限は付けないと伝えた時、大谷選手が笑ったち。その笑顔の意味とは。この提案を聞いた時にどう受け止めたか。
 「プラスの部分ももちろん、ポジティブな部分ももちろんあるとは思いますし、そこに対して頑張りたいなと思う気持ちももちろんあるんですけど。どちらかというとでも、ある程度形にならなかったら、この先考える必要があるんじゃないかなというニュアンスかなというのもあったので。それはまあ、五分五分かなという感じですかね」

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