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ソフトB・上林「藤本監督のために打ちたい」完全復活で、下積み時代からの恩師に恩返しだ

[ 2021年11月19日 05:30 ]

藤本監督の前でロングティーをする上林
Photo By スポニチ

 ソフトバンクの宮崎秋季キャンプ第4クール初日となった18日、上林誠知外野手(26)が藤本博史監督(58)に恩返しを誓った。今秋はスイング改良を行い、完全復活を目指している。最近3年間はケガに苦しみ結果が出ていないが、下積み時代からの恩師が指揮を執る来季、背水の陣で全試合に出場する。

 日課となっている居残りでのロングティー。今日のノルマ、「50本」の柵越えを終えた上林は「よっしゃー」と充実感に満ちた表情だった。終盤は藤本監督がトスを上げた。1球、1球“愛”が込められたボールをスタンドに運び、「藤本監督のために打ちたい思いが強い」と決意を語った。指揮官は「今年の最後から頭を空っぽにして、良い形でできている」と親心をのぞかせる。

 苦楽をともにしてきた。15年、2年目の上林はウエスタン・リーグで首位打者を獲得。当時の2軍打撃コーチが藤本監督だった。レギュラーとして躍動した17、18年は1軍打撃コーチとして指導を受けた。そして1軍監督就任を受け、「ずっと気に掛けてくれたので一緒にできることをうれしく思う。ロングティーはきついですけど身になる」と回想しながら話した。

 今季は開幕1軍を逃し、6月には右肩を骨折。39試合出場にとどまった。ケガの影響もあり、3年間は打率1割台に終わっているが、「遠回りは悪いことではないと思っている。絶対自分にとってはプラス」。長谷川打撃コーチと連日のスイング改良に励む今キャンプ。「無駄を省くこと」とシンプルなフォームを目指している。「この世界は結果が残っていないと負け犬の遠吠えにしかならない」と背水の陣を敷く。

 新たな刺激も生まれた。上林は16年から19年まで当時ソフトバンクだった内川の自主トレに合流。広島・鈴木誠也も16、17、19年は一緒だった。今オフ、ポスティングでのメジャー挑戦を発表した誠也。「うれしいとともに、悔しい。セ・リーグで1番意識していた選手」と唇をかむ。

 同じ背番号「51」を背負う外野手。上林も18年は全試合に出場した。ポテンシャルはある。誠也の背中は遠くなったが、上林も夢はメジャーだ。「同じフィールドでできるように、まずは日本一になりたい。フルで出た時もある。そこはノルマ」と143試合でバットを振り、藤本監督を男にする覚悟だ。(福井 亮太)

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