ア・リーグMVP投票は大谷に「一点集中」 ナ・リーグは票が分散

[ 2021年11月19日 09:52 ]

ア・リーグのMVPに選出されたエンゼルスの大谷(AP)
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 メジャーのMVP投票は30人の記者によって行われるが1位から10位まで10人連記。1位には14点が与えられ、2位は9点。以下3位が8点となり1点ずつ少なくなって10位が1点となる。

 大谷は1位の30票だけで「30×14」で420点。2位はブルージェイズのウラジミール・ゲレロJR(22)で2位が29票、3位が1票の269点だった。ゲレロJRは選出されていれば2004年に大谷同様、エンゼルスの選手として受賞した父ウラジミール・ゲレロ(46)とともに親子二代でのMVPだったが、大谷に圧倒的な差をつけられての次点となった。

 3位はゲレロJRと同じブルージェイズ所属のマーカス・シミエン二塁手(31)で232点。1位と2位票はなく、3位票を24人、4位票を4人、5位票を2人から集めての232点だった。

 ゲレロJR以外にただ1人、2位票を集めたのは今季48本塁打(ゲレロJRと並びア・リーグ1位)を記録したロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手(31)。ただし合計ポイントは103点で全体の7位だった。なおア・リーグでは計23人が少なくとも1点を獲得している。

 ナ・リーグはフィリーズのブライス・ハーパー(29)が348点を集めてナショナルズ時代を含めて2度目の受賞を果たしたが、1位票を投じたのは30人中17人。274点で次点となったフアン・ソト(23=ナショナルズ)が6人、244点で3位だったフェルナンド・タティスJR(22=パドレス)が2人、213点で4位のブランドン・クロフォード(34=ジャイアンツ)が4人、185点で5位のトレイ・ターナー(28=ナショナルズ→ドジャース)が3人から1位票を集めるなど、かなり分散した結果となった。

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2021年11月19日のニュース