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ヤクルト・奥川、日本Sへ「セの代表として自分のできることを一生懸命」20日開幕“8連パ”牙城崩す

[ 2021年11月19日 05:30 ]

日本シリーズに向けてキャッチボールで調整する奥川(撮影・会津 智海)
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 プロ野球の日本シリーズは20日に開幕する。過去8年連続でパ・リーグのチームが制している頂上決戦でヤクルトは20年ぶり、オリックスは25年ぶりの日本一を目指す。初戦の先発が濃厚なヤクルトの奥川恭伸投手(20)は神宮に隣接する施設でブルペン投球を行うなど調整。セ・リーグの代表として好投することを誓った。また、18日は両軍40人ずつの出場資格者名簿も発表された。

 高卒2年目の20歳がセの意地を見せ、パの牙城を崩す。日本シリーズ初戦の先発が決定的な奥川は「結果はやってみないと分からない部分が多い。セ・リーグの代表として、とにかく自分のできることを一生懸命やりたいです」と力を込めた。

 過去10年でセ・リーグの日本一は12年の巨人だけ。以降は昨年まで8年連続でパ・リーグが勝利している。近年はリーグ全体でもパに圧倒されていたが、今季の交流戦は12年ぶりにセが勝ち越し。高津監督も「他の5球団も背負って、セ・リーグを代表して日本一になりたい」とプライドを持って臨む意向だ。

 相手先発はエースの山本が濃厚。レギュラーシーズンも含めて16連勝中の右腕については「成績通りの素晴らしい投手。ロースコアのゲームになると思うので負けないように頑張りたい」と言う。巨人とのCSファイナルS初戦でプロ初完封。わずか98球の圧巻のパフォーマンスでMVPに選出された。実力も実績も相手が上だが、奥川にも若さと勢いがある。何とか投手戦に持ち込み勝機を探る。

 オリックスには同学年の投打の好敵手もいる。宮城と紅林。自身の9勝を上回る13勝を挙げた宮城については「自分より全然活躍している。凄い」と素直な思いを明かす。紅林とは19年4月のU18日本代表候補合宿の紅白戦で対戦。その時は左翼線二塁打を打たれたが、大舞台ではねじ伏せるつもりだ。「同世代として意識する部分もあるけど、打線の一人として対戦したい」とイメージを描く。

 この日はブルペン投球も行い、チームとともに大阪に移動。20歳7カ月で同シリーズ初戦で白星を挙げれば、57年の西鉄・稲尾和久の20歳4カ月に次ぐ歴代2位の若さとなる。「経験がないので思い切っていける。チームに勢いをつけられるような投球ができれば」と奥川。難敵・山本に投げ勝てば、一気に頂点への視界が開ける。(青森 正宣)

 ≪プロ初京セラ、ドームは“好相性”≫奥川(ヤ)の京セラドームでの登板はプロ入り後初めてとなる。ドーム球場での通算成績は4試合(東京ドーム3試合、バンテリンドーム1試合)で2勝1敗、防御率2・81。登板した全試合でQS(6回以上自責点3以下)をマークしている。防御率は屋外球場の3・49よりもいい数字を残しているがどうなるか。

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