阪神・中野 12度目猛打賞セ新人歴代3位タイ 30盗塁も王手 逆転Vへ「強い気持ちで行きたい」

[ 2021年10月20日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神11ー0ヤクルト ( 2021年10月19日    甲子園 )

<神・ヤ>4回2死一、二塁、阪神・中野は右前適時打を放ち猛打賞(撮影・平嶋 理子)  
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 阪神のルーキー中野が「ヒットパレード」を奏でた。今季12度目の猛打賞を記録し球団歴代最多の16年高山と19年近本の13度に、あと1に迫った。

 初回無死一塁、ヒットエンドランで三遊間を破る左前打。近本の3ランにつなげた。3回先頭では右前打で出塁し、打者・マルテの2球目に二盗に成功。得点には結びつかなかったが相手バッテリーを揺さぶった。4回2死一、二塁では2番手・石山のフォークを捉え、5点目となる右前適時打。「クイックに差し込まれることが多かったので、すり足でタイミングを早く取ってみたのが、いい結果につながった」と日々の工夫を実らせた。直後の近本の2球目に再び二盗に成功。30盗塁にも、あと1とした。

 「目標が30盗塁。走れば得点チャンスは広がるので何とかクリアしたい」

 この日は前後を打つ1、3番が変わったが、中野の仕事は変わらない。「いい形で勝つことができた。この流れに乗って、強い気持ちで行きたい」。逆転Vへできることをやるだけだ。(鈴木 光)

 《歴代トップまであと2》中野(神)が3安打で今季12度目の猛打賞。猛打賞のセ・リーグ新人最多は58年長嶋(巨)の14度だが、球団では16年高山と19年近本が持つ13度にあと1と迫った。安打数も123まで伸ばし、球団新人では単独6位となった。

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