「まさか2位で」西武・潮崎哲也編成Dが語った筑波大の152キロ左腕・佐藤の魅力

[ 2021年10月20日 14:33 ]

潮崎哲也編成グループディレクター(左)と佐藤(撮影・柳内 遼平)
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 西武からドラフト2位指名を受けた筑波大・佐藤隼輔投手(4年)が20日、茨城県つくば市の同校で潮崎哲也編成グループディレクターらから指名あいさつを受けた。 

 
 最速152キロを誇り、鋭く変化するスライダー、チェンジアップを武器にする左腕。1位の西日本工大・隅田に続き2位でも即戦力左腕の獲得に成功した西武・潮崎編成グループディレクターは佐藤の魅力と指名の経緯について語った。

――佐藤投手の魅力は。
 「スケールの大きな先発型投手ということでチームに価値をもたらしてくれると思っています。彼も言ったように、新人王、日本を代表する投手に向かって頑張っていただきたい」

――1位が隅田君だったが、2位でも左腕を指名。
 「最後の最後まで迷ったんですよね。隅田君にいこうか、佐藤君にいこうかというところで。結果的には隅田君というふうに推したんですけど、その時点で佐藤君とは“縁がないだろうな”と感じていました。まさか2位で残っているとは思っていなかった。残っているということで喜び勇んで名前を書いたというところです」

――佐藤投手の印象的な姿は。
 「初めて見たのは早大との練習試合(今春)。その時点でスケールの大きさを感じました。打者を見ながら投げられる、ポテンシャルも高い。左のスケールの大きな先発投手ということで非常に高い評価を1発目の試合からしました」

――左腕で似た投手は。
 「ソフトバンクの和田、(阪神の)チェン。軸がしっかりしていて腕だけ振れるというところで。制球の良さやスピンの効いた球。そういう所では2人に似ています」

 多彩な変化球を駆使する隅田、変化球はスライダーとチェンジアップの2種類のみながら、どちらも一球品の佐藤。タイプは異なるが、即戦力の活躍が期待できる両左腕に注目だ。(柳内 遼平)

 ◆佐藤 隼輔(さとう・しゅんすけ) 2000年(平12)1月3日生まれ、宮城県出身の21歳。小4から野球を始める。広瀬中を経て、仙台高では1年夏からベンチ入りも甲子園出場は果たせず。筑波大でも1年春からベンチ入り。19年に大学日本代表に選ばれた。首都大学リーグ通算28試合で10勝4敗、防御率1・46。1メートル81、82キロ。左投げ左打ち。

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