前回KOされた燕にやり返した!阪神・ガンケル 「支えてくれたおかげ」投手コーチやトレーナーらに感謝

[ 2021年10月20日 21:54 ]

セ・リーグ   阪神0ー0ヤクルト ( 2021年10月20日    甲子園 )

<神・ヤ25> 無失点のまま8回途中で降板するガンケル(右から3人目)(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 来日2年目で最長の7回2/3を4安打無失点と、完璧な仕事を果たした阪神先発・ガンケルは「全体的にストライク先行でいい投球ができた。坂本さんがいい配球をしてくれて、その配球通りに投げることもできたので、いい投球ができた」とバッテリーを組んだ坂本へ感謝の言葉を残した。

 四死球0で長打を1本も浴びず、最後まで三塁を踏ませなかった。前回10日の登板では3回2失点と早期降板に追い込まれた燕打線に雪辱を果たしたが、「やり返すという気持ちはなかったです。毎回こうやって試合登板する度にリセットして新しい気持ちで向かっていくように取り組んでいた。こうやってシーズン通して何回も何回も戦う相手なんで、なんとか悪い時があってもまた一から新しい気持ちで取り組むことだと思います」と頼もしげに話した。

 球団助っ人として18年メッセンジャー以来の10勝到達こそならなかったが、ほぼ1年間ローテーションを守り続けて9勝3敗、防御率2・95と好成績を残した。「投手コーチ、そしてブルペンキャッチャー、そしてトレーナーの方、全てのスタッフの人達がこうやって1年間支えてくれたおかげで投げることができたと思っている。1回怪我で離脱した時にはしっかり治療してもらったりとか、不調の時にいいアドバイスをピッチングコーチやブルペンキャッチャーがくれたことで何とか自分らしく、自分のいい状態に戻ることができたと思うので、そういうスタッフのみんなには本当に感謝したいです」。

 ナイスガイの助っ人右腕がみせた快投に、矢野監督も「いやいやもう完璧じゃない? コーナーもしっかり行って、インサイドも攻めながら、丁寧に丁寧に行きながら、それでも球の力もしっかりあったんでね。本当に大事な試合っていうのはガンケルもよく分かっている中でね。コントロールミスやそういうのも少なくて、こういうピッチングをしてくれた」と手放しで称えた。

続きを表示

2021年10月20日のニュース