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ソフトバンク・千賀 奇跡CSへ諦めない快投9勝「可能性0じゃない」

[ 2021年10月20日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6ー0ロッテ ( 2021年10月19日    ペイペイD )

<ソ・ロ>6回2死一、三塁、デスパイネが3ランを放ち喜ぶ千賀(左は川島)(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクは19日、ロッテに6―0で勝ちクライマックスシリーズ(CS)進出に望みをつないだ。千賀滉大投手(28)が7回0/3を1安打無失点と圧巻の投球で9勝目。打線も柳田悠岐外野手(33)が激走の適時内野安打で先制点をもぎ取れば、アルフレド・デスパイネ外野手(35)は豪快な3ランを放った。3位楽天が敗れ3ゲーム差。残り4試合、奇跡を信じ戦い抜く。

 本拠地はため息に包まれた。自身2度目の大記録まであと6人。千賀は大拍手を受け、無安打投球のまま8回のマウンドに上がった。先頭・藤岡の打球は高く弾み、一塁手・中村晃が捕球。懸命にトスしたがベースカバーが間に合わず内野安打。苦笑いを浮かべた。

 「とにかくチームが勝てばいいと思っていた。バランスは今年1番悪かったのでノーヒットノーランを考える余裕はなかった」

 本調子ではない中で8回途中1安打無失点。6回はリチャードの失策などで2死一、三塁とされたが中村奨をフォークで空振り三振に斬った。7回は2死二塁。エチェバリアの鋭い打球を三森がダイビングし素早い送球で失点を防いだ。ナインの好守に飛び跳ねて喜び、「守備でいいプレーをしてもらった。本当に助けられた」と感謝した。

 この日の登場曲は自身の曲ではなく、キアラ・セトルの「This Is Me」を選択した。18日、戦力外通告を受けた左腕・川原の曲だ。一学年上で今オフも宮古島の自主トレをともにした兄貴分。「一番お世話になった先輩。川原さんがいてくれて今の僕がある。寂しかったですけど、ボールを渡すことしか考えてなかった」。教育係として1年目から面倒を見てくれた先輩に勝利を届けた。

 また、この日は西武・松坂の引退試合。「大輔さんでも体が戻ってこないと投げられないと感じた」。体のケア、トレーニングなど自らの体を研究してきた千賀。その裏には、平成の怪物が必死に体を取り戻そうと努める姿があった。

 負ければ8年ぶりのBクラスが決まる可能性があった一戦でエースが意地を見せ、打線も好投に応えてチームは2連勝。「可能性が0になったわけじゃないので諦めず頑張ります」と千賀。3位楽天がオリックスに敗れ3ゲーム差。奇跡のCS進出へ望みをつないだ。(福井 亮太)

 《千賀が国内FA権取得》千賀が国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。この日、9勝目を挙げた千賀は「FA権取得まで試合に使っていただいた監督、コーチに感謝したいです。権利についてはこれから考えていきたいと思います」とコメントした。

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