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奇跡への扉開けた!阪神・青柳が雨中の熱投「絶対勝つという気持ちで」、最多勝大前進の13勝目

[ 2021年10月20日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神11ー0ヤクルト ( 2021年10月19日    甲子園 )

阪神・青柳
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 阪神の青柳晃洋投手(27)が19日の首位・ヤクルト戦で7回無失点の好投でリーグ単独トップに立つ13勝目を挙げ、自身初タイトルとなる最多勝を大きく引き寄せた。試合途中に雨による26分間の中断も問題にせず、打撃でも4回は相手先発の奥川から追加点につなげる四球を選び、5回には4年ぶりの長打&適時打となる中越えに2点二塁打と投打で躍動。甲子園での胴上げを阻止し、奇跡の逆転優勝へ首位とのゲーム差を1・5に縮めた。

 絶対に負けられない一戦で勝ち頭の真価を示した。7回2死から太田を二ゴロに仕留めると、青柳は右拳を小さく上げてガッツポーズ。途中に雨が降る状況の中でも、首位ヤクルトに反撃を許さず。7回無失点で最多勝のタイトルに大きく前進するリーグ単独トップの13勝目をあげ、晴れやかな表情をみせた。

 「負けていい試合なんか一試合もない。優勝するためには絶対に勝たなきゃいけないと思っていた。絶対勝つという気持ちでマウンドに上がりました。大事な試合で勝てたのが率直にうれしい」

 初回の難局を乗り切ったことが大きかった。1死から2四球と安打で満塁を招いたが、ここまで10打数5安打されていたサンタナを内角ツーシームで詰まらせ遊ゴロ併殺。この日、最大の危機を無失点で切り抜けると、直後に3点の援護をもらい、リズムに乗った。

 「雨柳さん」の本領発揮とばかりに3、4回は雨が降る中での投球となったがいずれも3者凡退。4回の攻撃前に雨脚が強まり、26分間の中断もあったが「集中力がというのは特になかった」と問題にしなかった。球数が100球に達した6回もマウンドに上がり2死一、二塁としたが、中村を二ゴロ。大量援護にも助けられ、今季最多タイの122球の力投に、矢野監督も「青柳の時はよく降る。本人もプラスに捉えて、しっかり粘った投球をしてくれた。結果をつけてきたというのは青柳の成長」と称えた。

 打撃でも貢献した。4回2死二塁ではフルカウントまで粘り奥川から四球を選んで島田、中野の適時打につなげると、5回2死一、二塁の好機では中堅手の頭上を越す2点二塁打。17年8月25日巨人戦以来、自身3本目の長打で、同年9月1日の中日戦以来となる適時打も記録した。

 今季の飛躍には小学校時代からの同級生で18年オフに結婚した夫人の存在も大きい。青柳は牛乳と卵が苦手だが、調理方法で工夫を凝らし、栄養バランスを考えた食事で支えてもらってきた。

 愛妻からパワーももらい、目標にしてきた13勝に到達。「2年くらい言い続けたんですけど、何とか達成できて良かった」と安堵(あんど)した。「もう一回投げると思うのでそこに向けて頑張りたい」。残り5試合。奇跡を信じ勝ち続ける。(長谷川 凡記)

 《勝率第1位タイトルは当確》青柳(神)がリーグ単独トップの13勝目を挙げ、初の最多勝タイトルに大きく近づいた。逆転の可能性がある九里(広)は18日に先発しており、中5日で24日阪神戦→中4日で29日ヤクルト戦と登板する可能性がある。青柳の次回登板は中6日で26日中日戦が見込まれており、タイトルを確実なものにしたい。勝率・722は、九里が14勝8敗(勝率・636)となっても逆転されることはなく、勝率第1位のタイトルは当確となった。

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