ヤクルト・奥川 今季最短3回2/3KO、にじむ悔しさ「試合をつくりたかった」

[ 2021年10月20日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト0-11阪神 ( 2021年10月19日    甲子園 )

<神・ヤ>4回、奥川はマウンドに上がるも雨が激しくなり一時中断(撮影・大森 寛明)
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 表情には悔しさがにじむ。ヤクルト・奥川が今季最短の3回2/3を5失点で降板。チームも敗れて優勝マジックを4から減らせず「大事な試合を任せてもらったので試合をつくりたかった。先発としての仕事ができず悔しいです」と肩を落とした。

 連勝なら一気に優勝を決めることができた2位・阪神との敵地での2連戦の初戦。持ち味の制球力は影を潜めた。初回先頭から3連打で近本に先制3ランを被弾。初回被弾はプロ初だった。1死一塁からプロ初のボークも。4回裏に26分間の雨天中断から再開後も立ち直れず、クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)は9試合でストップした。

 打線も沈黙し、今季7度目の零敗。高津監督は「しょうがない。そういう時もあるのかなと」と切り替えた。(青森 正宣)

 《最短Vは21日》ヤクルトが阪神に敗れたため優勝マジックは4のまま、最短優勝は21日に延びた。ヤクルトは20日の阪神戦、21日の広島戦に連勝し、阪神が21日の中日戦に敗れれば本拠地・神宮での胴上げとなるがどうか。

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2021年10月20日のニュース