バースデー1位の風間球打が輿石重弘監督に贈った誕生日プレゼントとは

[ 2021年10月12日 13:40 ]

輿石重弘監督とグータッチする風間球打(左)
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 ソフトバンクは1位指名を公表していたノースアジア大明桜の風間球打投手(18)の単独指名に成功した。世代最速の157キロ右腕は新人王獲得、160キロ到達と大きな夢を広げた。

 風間と同じ山梨出身で今夏、自身の甲子園初勝利を挙げた輿石重弘監督は「まずはおめでとうという言葉をかけたい。夢が叶って目標を達成できて本当におめでとう。ここからがスタートライン」と祝福した。

 18歳の誕生日にドラフト1位指名を勝ち取った風間。5月21日が誕生日の輿石監督には風間との思い出がある。

 今年58歳の誕生日を迎えた指揮官。当日は野球部の寮で集合した際に選手からバースデーソングのプレゼントがあった。寮で選手とともに生活をする輿石監督。練習が終わり自室で過ごしていると、風間が部屋をノックした。

 手には贈答用のシャーベットのセット。風間なりにセレクトした監督への気持ちの品だった。「自分で買って持ってくる選手は珍しい。嬉しかったですね」

 それから143日後。ドラフト会議で風間はドラフト1位という最高のプレゼントを手にした。ソフトバンクの単独指名が決まると、輿石監督と笑顔でグータッチを交わした。(柳内 遼平)

 ◇輿石 重弘(こしいし・しげひろ)1963年(昭38)5月21日、山梨県出身の58歳。都留では甲子園出場なし。明大を経て、都留と帝京三の2校で監督などを歴任した。17年4月からノースアジア大明桜に社会科教諭として赴任。

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