オリックス・宮城 由伸からの“金”言「後半戦一発目はマジで大事。絶対に勝てよ」

[ 2021年8月13日 05:30 ]

ZOZOマリンのマウンドの感触を確かめる宮城(撮影・西川祐介)
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 愛のムチに応える。13日からのロッテ3連戦(ZOZOマリン)で先陣を切るオリックス・宮城が、侍ジャパンで金メダルを獲得した山本の金言!?を胸に、チームを後半戦のスタートダッシュに導く快投を誓った。

 「“後半戦一発目はマジで大事。絶対に勝てよ”とプレッシャーをかけられました…。“何でいつもプレッシャーをかけるんですか?”って言ったのですが無視されました…」

 困惑気味に伏し目がちで語ったが、19歳ながら大役を任せられる数字が並ぶ。ここまで山本と並ぶリーグトップ9勝を記録。防御率2・10、94奪三振は、いずれも山本に次ぐ同2位。山本は今季開幕投手を務め、東京五輪でも侍ジャパンの初戦ドミニカ共和国戦で6回無失点で勝利に導いた。その最高のお手本から直接的な助言はなかったが、「(立ち上がりの)意識だったり気持ちの部分を少しでも」。山本の背中から学んだことを、プロ入り後初の敵地マウンドで発揮する構えだ。

 「今は(山本)由伸さん、山岡さん、田嶋さんの3人の方が実力も経験も差がある。ここで良い投球ができたら“自分もいる”と。代表する選手になりたい。そういうチャンス。自分が勢いを付けられるように」と宮城。25年ぶりのリーグ優勝へ、確かな道筋を示す。(湯澤 涼)

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2021年8月13日のニュース