「フィールド・オブ・ドリームス」のロケ地で大リーグの試合 Wソックスがヤンキースと対戦

[ 2021年8月13日 07:51 ]

「フィールド・オブ・ドリームス」のロケ地での試合に臨んだホワイトソックスの選手たち(AP)
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 1989年公開の映画「フィールド・オブ・ドリームス」のロケ地となったアイオワ州ダイアーズビル(イリノイ州シカゴの西200キロ)で12日、ホワイトソックス対ヤンキース戦が“プレーボール”となった。

 人口4400人のダイアーズビルはこの映画のロケ地として観光地にもなっているが、映画を象徴するトウモロコシ畑の隣に8000人収容の仮設スタンドのある球場を作って大リーグの試合を実施。当初は昨年に行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で1年遅れでのプレーボールとなった。

 映画ではワールドシリーズの八百長行為として歴史に刻まれている1919年の「ブラックソックス事件」で永久追放となり、打率4割を記録しながら33歳で球界を去った「シューレス・ジョー」ことホワイトソックスのジョー・ジャクソンらがトウモロコシ畑のグラウンドに出現。ホワイトソックスは映画の中の“当事者”であり、この日は1919年のユニフォームを着て“夢の球場”での試合に臨んだ。

 試合は気温31度となった現地時間の12日午後6時15分(日本時間13日午前8時15分)から始まることになっている。

 なお「シューレス・ジョー」はジャクソンがマイナー時代、足にあわなかったスパイクを1日だけ脱いでストッキングのままプレーしたためについたニックネーム。本人はあまり快く思っていなかったとされている。

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