原監督「沈滞感を吹き飛ばした」と若林絶賛 大城は「いい感じ」と打撃ほめるも「走塁を勉強させなきゃ」

[ 2021年8月13日 22:00 ]

セ・リーグ   巨人4―2中日 ( 2021年8月13日    東京D )

<巨・中15>8回、同点ソロを放つ代打・若林(撮影・島崎忠彦)
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 東京五輪開催による1カ月間の中断期間を終え、プロ野球のリーグ戦が再開。首位・阪神を2ゲーム差で追いかける2位・巨人は4位・中日相手に一度は逆転を許したものの4―2で競り勝ち、連敗を2で止めた。その後、阪神が敗れたため、ゲーム差は1に縮まっている。

 1―2で迎えた8回、先頭で代打に出た若林が中日3番手右腕・又吉の代わりバナとなった初球、真ん中直球を右翼スタンド上段に叩き込む起死回生の同点4号ソロ。さらに1死後、坂本、丸の連続四球で得点機を築くと、リーグトップ岡本和に今季81打点目となる左前適時打が出て勝ち越した。2死後には大城も右翼線へ適時二塁打を放って4点目。山口、大江、高梨、桜井とつないだ投手リレーを最後はビエイラが締めくくって勝ち切った。

 試合後、巨人の原辰徳監督(63)は「非常にこの(中断)期間、調子が良かったんですけども。もう見事なね、ちょっと沈滞感の中ね、吹き飛ばしたという感じがしましたですね」とまずは若林の一発を絶賛。さらに勝ち越し打で続いた岡本和の主砲らしい打撃について聞かれると「かなり若林の同点ホームランていうのはね、絶対的に(試合を)動かしたという中でね、4番バッターが決めたっていうところはありますね」と振り返った。

 そして、「その後、大城もね、いい感じでいったんですけども」とこの回3点目を叩き出した大城にも自ら触れた原監督。大城は7回に代打で右前打を放つも1死一塁という場面で代打・亀井の打った右飛に一塁まで戻れずタッチアウトとなり併殺で反撃の芽を一度はつぶしていただけに「ちょっと走塁を勉強させなきゃいけませんね」とし「へっへっへっ」と笑った。

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